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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:宝HLD、カナモト、TATERU

宝HLD <日足> 「株探」多機能チャートより
■宝ホールディングス <2531>  1,286円  +171 円 (+15.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 宝ホールディングス <2531> が急騰。5日大引け後、日本経済新聞社が日経平均株価の銘柄定期入れ替えを発表。同社は事前に除外になるとの観測があったが、除外とならなかったことから買い戻す動きが強まっている。なお、10月1日から新規採用となるサイバーエージェント <4751> は反発スタート、除外が決まった古河機械金属 <5715> は一時8%超値を下げている。

■カナモト <9678>  3,715円  +255 円 (+7.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 カナモト<9678>が大幅高。この日未明に北海道で発生した最大震度6強の地震を受けて、建機レンタル大手で北海道を地盤に全国に展開する同社に思惑的な買いが入っているもよう。また、同じく北海道を地盤に農業設備などを手掛けるナラサキ産業<8085>や北海道に本社を置くエコモット<3987>なども上昇。北海道を地盤とする住宅会社の土屋ホールディングス<1840>や建材商社のクワザワ<8104>は一時ストップ高に買われた。一方、道内で大規模な停電が発生している北海道電力<9509>は大幅安。また、インフラ被害への警戒から北海道ガス<9534>も売られている。

■オイシックス・ラ・大地 <3182>  3,510円  +230 円 (+7.0%)  11:30現在
 5日、オイシックス・ラ・大地 <3182> [東証M]が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■東京ドーム <9681>  986円  +45 円 (+4.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 東京ドーム <9681> がマドを開けて大幅高に買われている。5日大引け後、日本経済新聞社が日経平均株価の銘柄定期入れ替えを発表。サイバーエージェント <4751> が新規採用となる一方、古河機械金属 <5715> の除外が決定した。同社は事前に除外候補に挙げられていたが、除外とならなかったことから買い戻す動きが活発化している。

■TATERU <1435>  490円  -266 円 (-35.2%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ
 TATERU<1435>が寄り付く。午前9時40分に前日比21%安の596円で売買が成立した後、581円まで下落した。ただ、下値には買いが入り634円まで値を上げる場面もあった。先週末に建設資金の借り入れ希望者の預金通帳を改ざんし、銀行に融資の申請をしていたことが判明。これを嫌気した投資家からの売りが殺到する状態が続き、前日まで3日連続ストップ安に売られていた。不正発覚前の31日の終値(1606円)からの下落率は60%超に達した。株価には強弱感が対立するなか、商いは膨らんでおり、売買代金上位に顔を出している。

■セリア <2782>  4,185円  -430 円 (-9.3%)  11:30現在
 5日に発表した「8月既存店売上高は2.1%減」が売り材料。8月既存店売上高は前年同月比2.1%減と2ヵ月連続で前年割れとなった。

■モーニングスター <4765>  397円  -37 円 (-8.5%)  11:30現在
 モーニングスター <4765> [JQ]が急落。5日大引け後、335万株の立会外分売を実施すると発表したことが売り材料視された。分売株数が発行済み株式数の4.0%となり、株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。同社は東証1部への市場変更申請を行う準備を進めており、流通株式数比率を向上させ、その形式基準の充足を図ることが目的としている。分売予定期間は9月21日から28日。

■任天堂 <7974>  37,960円  -1,690 円 (-4.3%)  11:30現在
  任天堂<7974>が急落。前日発表された日経平均株価の定期入れ替えでは、サイバーエージェント<4751>が新規採用された。一部証券会社では任天堂も採用候補に挙げていたことから、この日は同社株に失望売りが膨らんでいる様子だ。また、同様に採用候補となっていたスタートトゥデイ<3092>も一時10%安と急落している。

■ジンズ <3046>  5,420円  -80 円 (-1.5%)  11:30現在
 ジンズ<3046>は安い。5日の取引終了後に発表した8月度の月次売上高(速報値)で、既存店売上高は前年同月比6.2%増と8カ月連続で前年実績を上回ったが、市場の反応は限定的のようだ。8月は、「スリムエアフレーム(ふんわり)」「ソリッドエアフレーム(しっかり)」などのかけ心地を追求したエアフレーム商材が好調だったことに加えて、サマーセールが堅調に推移したことも寄与した。なお、全店売上高は同10.7%増だった。また18年8月期通期では、既存店売上高は2.7%増、全店売上高は同6.4%増だった。

■東京エレクトロン <8035>  18,010円  -200 円 (-1.1%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>など半導体関連株に売りが先行している。半導体セクターの株価は8月下旬に戻り歩調をみせたが、ここ再び軟化。前日は米国株市場でハイテク株が売られ、ナスダックは100ポイント近い下げをみせたほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反落した。この影響を受ける形で東京市場でも同関連株は下値模索の動きを強いられている。

■トヨタ自動車 <7203>  6,676円  -45 円 (-0.7%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>が6日続落と下げ止まらない。トランプ米政権は2000億ドル分の中国製品に対する追加関税を今週中にも発動する可能性が意識されており、米中貿易摩擦問題を中心とする保護主義色の強い米国の通商政策に対する警戒感が買いを手控えさせている。足もと外国為替市場で1ドル=111円30銭近辺の推移とドル安・円高に振れていることも株価にネガティブに働いている。

■ハイデイ日高 <7611>  2,213円  -13 円 (-0.6%)  11:30現在
 ハイデイ日高<7611>は冴えない。5日の取引終了後に発表した8月度の売上高速報で、既存店売上高は前年同月比3.3%増と10カ月連続で前年実績を上回ったが、市場の反応は限定的のようだ。客数は同1.7%減と引き続きマイナスで推移しているものの、客単価が同5.0%増と好調だったことが寄与した。なお、全店売上高は同5.5%増だった。

■資生堂 <4911>  7,613円  -38 円 (-0.5%)  11:30現在
 資生堂<4911>、ファンケル<4921>など化粧品関連株が続落。前日の大幅安に続いて下値を探る展開となっている。台風21号の被害で関西国際空港が閉鎖し運航再開に向けた復旧のメドが立たない状況にある。訪日客が足止めとなることでインバウンド需要に悪影響が出るとの思惑が売りにつながっている。ただ、越境ECなどによる売り上げも考慮されるほか、影響は一時的なものにとどまるとの冷静な見方もあり、前日の下げが大きかったこともあって、きょうは下値で買い向かう動きも観測されている。

●ストップ高銘柄
 キムラ <7461>  558円  +80 円 (+16.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 ETFSエナ <1685>  401円  - 円 (-) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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