【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 稲葉製作、ネオジャパン、きんえい (5日大引け後 発表分)

　5日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　稲葉製作 <3421> 　　★前期経常を2.7倍上方修正
　◆18年7月期の連結経常利益を従来予想の2.5億円→6.6億円に2.7倍上方修正。減益率が71.9％減→24.7％減に縮小する見通しとなった。個人消費の回復や値上げ前の駆け込み需要で鋼製物置の売り上げが想定を上回ったうえ、オフィスの移転やリニューアル需要の増加を背景に、オフィス家具の販売も大きく伸びたことが寄与。生産性の向上やコスト削減の進展も利益を押し上げた。

　ネオジャパン <3921> 　　★上期経常を一転21％増益に上方修正
　◆19年1月期上期(2-7月)の経常利益(非連結)を従来予想の2億円→3.1億円に55.4％上方修正。従来の21.8％減益予想から一転して21.5％増益見通しとなった。グループウエア「desknet's NEO」の大規模ユーザー向けライセンスなどの販売が伸びたことが寄与。広告宣伝費の投入時期が下期にずれ込んだことも上振れの要因となった。

　きんえい <9636> [東証２]　　★上期経常を42％上方修正
　◆19年1月期上期(2-7月)の経常利益(非連結)を従来予想の9000万円→1億2800万円に42.2％上方修正。減益率が36.6％減→9.9％減に縮小する見通しとなった。主力の映画事業で海外映画祭の受賞作品「万引き家族」の興行収入が伸びたほか、不動産事業で賃貸ビルの後継テナントが想定より早く決まったことが寄与。テナント誘致費用を抑えることができたことも上振れの要因となった。

株探ニュース