【市況】東京株式(前引け)=続落、貿易摩擦問題への懸念背景に買い手控え
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京市場は売り優勢の展開となった。特に新たなリスク回避材料は出ていないものの、買い気の盛り上がらないなか小口の売りに押される展開。米国を中心とする貿易摩擦問題に対する警戒感が根強く、中国・上海株市場が軟調に推移していることなども買い手控え要因となっている。ただ、日経平均寄与度の高い値がさ株の売買が活況で、前場の売買代金は1兆円台に乗せている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が安く、資生堂<4911>、コーセー<4922>、ファンケル<4921>など化粧品株が売られた。キーエンス<6861>、コマツ<6301>なども安い。アルヒ<7198>が急落、LINE<3938>も値を下げた。半面、ファーストリテイリング<9983>が売買代金を伴い大幅高となり、ペッパーフードサービス<3053>も上値を追った。スズキ<7269>も買いが優勢。ユナイテッドアローズ<7606>、アダストリア<2685>、アトラエ<6194>などが値を飛ばした。スルガ銀行<8358>も反発した。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)