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【通貨】米グーグル、イーサリアムブロックチェーンのビッグデータ解析を可能に【フィスコ・ビットコインニュース】


米グーグルは1日、同社のビッグデータ分析プラットフォーム「BigQuery(ビッグクエリー)」上でイーサリアムのブロックチェーンデータを解析可能にしたことを発表した。同プラットフォーム上では、2月にビットコインのデータセットを公開しており、それに続く動きとなる。

同社は、既存のAPIは、取引のステータスやウォレットの残高といった一部機能のデータを提供するものの、イーサリアム・ブロックチェーン上に格納されている全てのデータにアクセスするのは困難だと説明。ビッグデータを可視化することで、イーサリアムの設計の改善といったビジネス上の意思決定に役立てられると伝えている。取引高及び取引ネットワーク、スマートコントラクト(契約をプログラムによって自動化する仕組み)とその機能分析に焦点を当てている。

グーグルは6月以降、同社プラットフォーム上での仮想通貨に関連する広告の禁止措置をとっている。仮想通貨に対して厳しい姿勢を取っている一方、2016年に仮想通貨リップルの発行企業である米リップル社に投資した実績があるほか、2018年7月には共同創設者のセルゲイ・ブリン氏がイーサリアムのマイニング(新規発行や取引承認に必要となる計算作業)をしていることを明かすなど、仮想通貨の支持者であることを示して話題となった。

《MT》

 提供:フィスコ

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