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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:オロ、ニトリHD、タカラバイオ

オロ <日足> 「株探」多機能チャートより
■オロ <3983>  4,690円  +320 円 (+7.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 オロ<3983>が急伸、25日移動平均線を足場に一時8%を超える上昇をみせ4700円台を回復した。同社はERPパッケージソフトの開発及びメンテナンスを主力とし、大手企業グループから高水準の受注を確保、クラウドを活用したマーケティング支援も展開し収益に反映させている。ERPの稼働ライセンス数が順調に増加しており、18年12月期上期(1~6月)は営業利益段階で前年同期比84%増の6億7300万円と急拡大、通期営業利益予想9億1800万円に対する進捗率は73%に達しており、上方修正期待が強い。

■インソース <6200>  2,456円  +123 円 (+5.3%)  11:30現在
 インソース<6200>が大幅続伸。水戸証券は22日、同社株のレーティングを「B+」から「A」へ引き上げた。目標株価は2450円から3000円に見直した。同社は、民間企業・官公庁向けに研修サービスを運営。第3四半期(17年10月~18年6月)の連結営業利益は前年同期比67%増の7億円だった。主力の講師派遣型研修や公開講座は好調だった。これを受け、18年9月通期の連結営業利益は8億円から前期比52%増の9億円に増額修正された。同証券では、研修事業の伸びが続くとみており、19年9月期の同利益は今期予想比27%増の11億4000万円と連続大幅増益を見込んでいる。

■夢の街創造委員会 <2484>  2,750円  +109 円 (+4.1%)  11:30現在
 夢の街創造委員会<2484>が大幅反発。この日、同社が運営する宅配ポータルサイト「出前館」が8月24日から26日の3日間、「出前館」半額セールを開催すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同社によると、今夏は例年に比べて気温が高く、猛暑日が続いた影響で外出を控える人が増え、出前の需要が高まっているという。今回で12回目となる半額セールの実施で、利用促進や加盟店舗の認知度向上が期待されている。

■日本農薬 <4997>  796円  +29 円 (+3.8%)  11:30現在
 日本農薬<4997>が前日のストップ高に続いて大幅続伸。21日取引終了後、同社に対しADEKA<4401>がTOB(株式公開買い付け)を実施し連結子会社化することを発表した。TOB価格は900円と21日終値より約35%高い水準で、引き続きこれにサヤ寄せする展開となっている。買い付け期間は9月19日まで。また、ADEKAを引受先とする2089万5600株の第三者割当増資も実施する。ADEKAは化学品と食品部門を2本柱としているが今回の子会社化により日本農薬が有する技術との相乗効果を高めるのが目的。

■ニトリホールディングス <9843>  16,275円  +555 円 (+3.5%)  11:30現在
 ニトリホールディングス<9843>が続伸している。22日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の国内売上高で、既存店売上高が前年同月比0.7%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。接触冷感機能を持つ「Nクール」シリーズがタオルケットや敷きパッドを中心に売り上げを牽引したほか、機能性レースカーテン「エコナチュレ」などウィンドウカバリングが好調に推移。また、家具では自社開発のマットレス「Nスリープ」やベッド、ソファが引き続き好調だった。なお、全店では4.0%増だった。

■東映アニメーション <4816>  3,840円  +115 円 (+3.1%)  11:30現在
 東映アニメーション<4816>に買いが流入した。同社は22日取引終了後、ファミリー向けアニメコンテンツを中心に展開するダンデライオンアニメーションスタジオと資本業務提携したことを発表、世界に向けたデジタルコンテンツの製作・発信力の強化を図る方針で、これを材料視する買いが株価を押し上げている。7月30日に急騰した後調整、13週移動平均線や25日移動平均線との上方カイ離解消で値ごろ感も生じていた。

■アイネット <9600>  1,850円  +52 円 (+2.9%)  11:30現在
 アイネット<9600>が続伸。22日の取引終了後、人工知能(AI)システムの提供などを手掛けるSPJ(東京都千代田区)と、高精度なAIクラウドサービスの共同開発を開始したと発表しており、これを好感した買いが入っている。今回の共同開発は、アイネットのクラウドコンピューティングに、SPJのAI技術やAIエンジンを適用することによる新規AIサービスの開発を行うほか、中堅・中小企業向けの安価なAIクラウドサービスの提供を目的としている。今後両社で、コンタクトセンターやヘルプデスク業務のAI化や、インバウンド対応多言語AIチャットボット、各種文章のAIによる意図解釈・自動要約・スペルチェック、商品・サービスのAIによる評判分析などの開発を行うとしている。

■タカラバイオ <4974>  2,727円  +62 円 (+2.3%)  11:30現在
 タカラバイオ<4974>は3日続伸。同社が商業化を進める腫瘍溶解性ウイルスCanerpaturev(以下「C-REV」、旧称「HF10」)に関し、韓国の東亜STに対して大韓民国における独占的開発および販売を許諾するライセンス契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同契約により、東亜STは今後、韓国でC-REVの臨床開発を独占的に進めることになり、製造販売承認の取得後はC-REVを同国内で独占的に販売することになる。これに伴い、タカラバイオは東亜STから契約一時金および開発進捗に応じたマイルストーン達成金を受領するほか、上市後は、東亜STに製剤を有償で供給し、売上高目標達成金ならびにランニングロイヤルティーを受け取ることになる。なお、契約一時金および各達成金は合計で最大約3億円となる予定だが、19年3月期業績への影響は軽微としている。

■JXTG <5020>  780.6円  +15.7 円 (+2.1%)  11:30現在
 JXTGホールディングス<5020>、昭和シェル石油<5002>など石油関連株が買い優勢の展開となっている。ここ原油市況の戻り足が顕著だ。前日のWTI原油先物価格は、週間在庫統計で原油在庫が市場の予想を上回る減少を示していたことを受け2ドル2セント高と急伸、5日続伸となり1バレル=67ドル86セントまで急浮上、時間外取引では68ドル台まで上昇した。米国株市場ではこの原油高の流れに乗りエクソンモービルなどエネルギー関連株が買われている。東京市場でもこの地合いを引き継ぎ、原油上昇でメリットを受ける石油セクターに買いが流入した。

■シノケングループ <8909>  1,699円  +30 円 (+1.8%)  11:30現在
 22日、シノケングループ <8909> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の0.59%にあたる20万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月23日から9月22日まで。

■ライトオン <7445>  1,024円  +12 円 (+1.2%)  11:30現在
 ライトオン<7445>がしっかり。22日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比1.1%増と4カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。お盆商戦で夏物商品の販売が好調に推移したことが寄与した。商品動向では、メンズ・レディースともにナショナルブランドのTシャツ、和紙デニムの販売が好調だった。なお、全社売上高は同2.1%減だった。一方、18年8月期通期では既存店売上高は前期比5.2%減、全社売上高は同4.3%減だった。シーズン立ち上げ期の春物や夏物の好調な推移があったものの、秋物商品の販売が大きく苦戦したことや、ゴールデンウイーク期間で客数を伸ばすことができなかったことが響いた。

■花王 <4452>  8,228円  +75 円 (+0.9%)  11:30現在
 花王<4452>はしっかり。午前11時ごろ、9月14日付で自社株630万株(消却前発行済み株数の1.27%)を消却すると発表しており、需給面への好影響を期待した買いが入っている。なお、消却後の発行済み株数は4億8870万株となる予定だ。

■西松屋チェーン <7545>  1,187円  +8 円 (+0.7%)  11:30現在
 西松屋チェーン<7545>は続伸している。22日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高は前年同月比2.2%減と4カ月連続で前年実績を下回ったが、株価には織り込み済みとの見方が強く、また、直近で下落局面にあったことから自律反発狙いの買いも入っているようだ。夏物クリアランスセールの効果で、夏物衣料の売り上げが伸長したほか、育児・服飾雑貨でベビーフードや紙おむつなどの消耗品が好調に推移。ただ客数が3.3%減と引き続き前年を下回ったことが響いた。なお、全社売上高は同2.9%増と4カ月ぶりにプラスに転じた。

■大同メタル工業 <7245>  980円  -191 円 (-16.3%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ
 22日、大同メタル工業 <7245> が155万8400株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限100万5000株の第三者割当増資を実施するほか、自己株処分による514万1600株の株式売り出しを発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で発行済み株式数の約5.7%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は8月29日から9月4日までのいずれかの日に決定する。最大で約88億円の調達資金については、子会社への投融資資金や設備投資資金に充てる。

■新都ホールディングス <2776>  242円  +50 円 (+26.0%) ストップ高   11:30現在
 新都ホールディングス<2776>がストップ高。同社は22日取引終了後に、カジュアルウエアの縫製・販売事業を手掛ける中国の山東拉峰と業務提携したと発表。今後の展開などが期待されているようだ。提携内容は、山東拉峰が開発保有するパターンオーダーシステムや、山東拉峰が開発中のICチップによる体調管理・健康促進システムの導入のほか、これらのシステムを付与したアパレル商品の開発と日本市場での販売(来年1月予定)など。これによりアパレル事業の拡大を目指すとしている。

■ゼネラル・オイスター <3224>  1,050円  +150 円 (+16.7%) ストップ高   11:30現在
 ゼネラル・オイスター <3224> [東証M]が続急騰。22日大引け後、1000株以上を3年以上継続保有する株主を対象とする長期保有株主優待制度の優待品を拡充すると発表したことが買い材料視された。現行は3月末に岩牡蠣20個、9月末に真牡蠣30個(それぞれ1万5000円相当)を贈呈しているがが、これを選択制に変更する。株主向けオイスター・ピース・クラブカード1万5000円分、牡蠣加工商品詰め合わせが新たに加わる。適用は18年9月末時点での対象株主からとなる。

●ストップ高銘柄
 リバーエレテック <6666>  352円  +80 円 (+29.4%) ストップ高   11:30現在
 シライ電子工業 <6658>  543円  +80 円 (+17.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ハリマビステム <9780>  5,280円  +705 円 (+15.4%) ストップ高   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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