市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:協和キリン、リミックス、エボラブルA

協和キリン <日足> 「株探」多機能チャートより
■協和発酵キリン <4151>  2,004円  +98 円 (+5.1%)  11:30現在
 協和発酵キリン<4151>が3日ぶりに急反発している。同社は16日、子会社の協和キリンフロンティアが持続型赤血球造血刺激因子製剤「ダルベポエチン アルファ注シリンジ『KKF』」の国内製造販売承認を取得したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。持続型赤血球造血刺激因子製剤であるダルベポエチン アルファは、同社の主力製品「ネスプ」として2007年7月に発売されて以来、保存期慢性腎臓病から透析期まですべての腎性貧血に優れた臨床効果や安全性が評価され、多くの医療機関で使われている。今回、国内製造販売承認を取得した製剤は、「ネスプ」のオーソライズドジェネリック(先発医薬品の特許を持つ会社から特許実施許諾を受け製造販売される原薬・添加物・製造方法が同じ後発医薬品)となっている。

■リミックスポイント <3825>  943円  +34 円 (+3.7%)  11:30現在
 リミックスポイント<3825>が3日ぶりに反発している。この日、8月28日から29日に大阪、マイドームおおさか(大阪市中央区)で開催される、スマート社会を支えるエネルギーソリューション革新的技術等が集結した業界最大のイベント「エネルギーイノベーションジャパン2018」に出展すると発表しており、新たなビジネスにつながるのではとの期待から買いが入っている。展示ブースでは、主に電力事業を軸としたさまざまな事業支援やコスト削減提案をパッケージ化した斬新なプランを提案。仮想通貨関連を取り入れた提案や、高圧電力契約におけるクレジットカード決済を可能にするなどのソリューションサービスを展示するという。また、29日には会場内にて開催されるセミナーで「ブロックチェーン・EV・IoTで花開くエネルギービジネス」と題して、最新技術を取り巻くエネルギーイノベーション分野での展望を発表するとしている。

■エボラブルアジア <6191>  2,450円  +84 円 (+3.6%)  11:30現在
 エボラブルアジア<6191>が急反発。ネット販売に特化した旅行会社で航空券予約サイトを主力にしている。サイト利用者は増勢を強めており、16日取引終了後に発表した7月取扱高は前年同月比2.8倍の126億3529万円と急拡大、これを評価する買いを呼び込んでいる。

■三菱UFJ <8306>  671.3円  +12.8 円 (+1.9%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが高い。トルコ情勢への警戒感の後退とともにトルコリラは反発してきており、欧米の銀行株には落ち着きが見え始めている。また、米中貿易摩擦の緩和期待が出てきており、リスク回避で低下基調にあった米国の長期金利も目先底打ち期待が膨らんできたことも銀行株への追い風となっている。

■クボタ <6326>  1,664円  +24 円 (+1.5%)  11:30現在
 クボタ<6326>が3日ぶりに反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「浄水性能を維持しつつ従来品より小型化したビル向け浄化槽を開発した」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、新開発した浄化槽は、最大で1日に1万人が出す下水の処理に対応した設計が可能という。下水道の整備が進んでいないアジアなどの新興国などの需要を見込むとしており、業績への貢献を期待した買いが入っている。

■日本郵船 <9101>  2,056円  +28 円 (+1.4%)  11:30現在
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株が堅調な値動き。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数が15日時点で3日続伸、1700台で強調展開を続けている。海運セクターは33業種の中でも株価の出遅れ感が際立っており、リターンリバーサル狙いの買いを引き寄せている。

■ヤーマン <6630>  1,586円  +8 円 (+0.5%)  11:30現在
 ヤーマン<6630>が3日ぶりに反発している。同社は16日取引終了後に、化粧品の企画開発や販売を手掛けるディーフィット(東京都新宿区)の全株式を取得し、子会社化すると発表。これによるシナジーなどが期待されているようだ。同社は、ディーフィットの代表取締役である立川真由美氏及び取締役会社の立川竜介氏から、8月31日付で全株式を譲り受ける予定。なお、取得価額は非公表としているが、この株式取得の対価の一部支払いのため第三者割当増資による自己株式の処分を行うことも明らかにしている。

■ノーリツ <5943>  1,597円  -20 円 (-1.2%)  11:30現在
 ノーリツ<5943>が反落している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が16日付で投資判断「アンダーウエート」を継続し、目標株価を1920円から1460円へ引き下げたことが弱材料視されているようだ。同証券では、国内ガス機器市場の競争環境悪化で、中期的に利益成長は期待できないと判断。また、18年12月期は国内は単価、厨房分野の販売台数、海外は中国の売上高減額修正で、営業利益を75億円から49億円へ引き下げ、同様に19年12月期も同78億円から50億円へ、20年12月期も同75億円から49億円へ下方修正している。

■ホロン <7748>  1,458円  +300 円 (+25.9%) ストップ高   11:30現在
 ホロン<7748>が急反騰、連日の年初来高値更新。時価は15年6月以来3年2カ月ぶりの高値圏に浮上している。半導体電子ビーム検査装置を手掛け、世界的に旺盛な半導体設備投資需要を取り込み足もとの業績は絶好調、19年3月期営業利益は前期比3.2倍の3億8200万円を見込んでいる。しかも、第1四半期(4~6月)時点で既に3億6900万円と通期計画にほぼ肩を並べる水準に達しており、大幅な増額修正への期待が強い。PERも16倍台で利益変動率の高い業態を考慮すればむしろ割安で、信用買い残も枯れた状態にあることで株式需給面からも水準訂正高への思惑が膨らんでいる。

■ジェネレーションパス <3195>  548円  +80 円 (+17.1%) ストップ高   11:30現在
 ネット通販サイトの運営などを手掛けるジェネレーションパス<3195>がストップ高まで買われている。同社は16日取引終了後に、7月度の月次売上高(速報値)が7億500万円(前年同月比16.2%増)になったと発表。6月度(同18.7%増)に続き、2カ月連続で2ケタ増となったことが好感されているようだ。なお、17年11月~18年7月の累計売上高は65億6600万円と、前年の同期間に比べ13.0%増となっている。

■ツナグS <6551>  1,296円  +182 円 (+16.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 ツナグ・ソリューションズ <6551> が急騰。日本経済新聞の17日朝刊で「人材サービスのツナグ・ソリューションズは2021年9月期をメドに連結営業利益を今期予想比7倍の25億円程度に引き上げる計画だ」と報じられたことが買い材料視された。報道によると「小売りや外食産業向けに、アルバイトやパートの採用を代行する事業が伸びる。応募者の対応などで業務自動化ソフトを導入することで利益率を上げる」という。足元では14日に発表した18年9月期第3四半期累計(17年10月-18年6月)の連結経常利益が前年同期比22.1%減の1億9000万円だったことが嫌気され急落していたが、報道を受けて買い戻しが殺到している。

■イード <6038>  1,084円  +150 円 (+16.1%) ストップ高   11:30現在
 イード<6038>が急反発し、ストップ高の1084円に買われている。16日の取引終了後、ブロックチェーンを用いて発行したトークンを軸にした、「ゲームを遊ぶことが価値になる社会」の実現に向け、テックビューロホールディングス(東京都千代田区)と実証実験を行ったと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同プロジェクトは、イードが運営するゲーム情報サイト「インサイド」および「Game*Spark」をベースにゲーム領域でのトークンエコノミー構築を目的としたもので、「ゲームを遊ぶことが価値になる社会」を目指し、ゲームのプレイ時間に応じてトークンをユーザーに付与するという。また、ゲームを購入する、ゲーム情報をシェアするなどの行為にもトークンを付与するとしている。なお、イードでは実証実験を受けて、今年9月にアプリをリリースし、プロジェクトを正式スタートさせるとしており、業績への貢献が期待されている。

■エイジア <2352>  1,363円  +112 円 (+9.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 16日、エイジア <2352> が発行済み株式数の1.54%にあたる7万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月17日から8月31日まで。また、9月14日付で7万株の自社株を消却する。

●ストップ高銘柄
 明治機械 <6334>  336円  +80 円 (+31.3%) ストップ高   11:30現在
 日本テレホン <9425>  526円  +80 円 (+17.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ヤガミ <7488>  2,895円  0 円 (0.0%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均