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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ダブスタ、パーク24、イオンファン

ダブスタ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ダブルスタンダード <3925>  5,450円  +565 円 (+11.6%) 一時ストップ高   11:30現在
 ダブルスタンダード <3925> [東証M]が3連騰、連日で上場来高値を更新した。株価は未踏の5000円突破を果たしている。13日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の7億円→8.5億円に21.3%上方修正し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが引き続き材料視された。既存案件の追加受注と新規顧客の獲得が好調に推移していることに加え、複数の新サービスのリリースを予定していることから、売上高が計画を10.4%も上回る見込みとなったことが上振れの要因。同時に発表した第1四半期(4-6月)の同利益は前年同期比80.4%増の2.5億円だった。AIを活用したデータクレンジング(データ整備・正規化)や新サービスを中心としたビッグデータ関連案件の受注が伸びたほか、コスト意識の高まりや業務効率の向上で販管費率が低下したことも増益に貢献した。

■パーク24 <4666>  3,135円  +15 円 (+0.5%)  11:30現在
 パーク24<4666>が反発している。15日の取引終了後に発表した7月度のグループ月次速報で、タイムズ駐車場の売上高が前年同月比6.4%増となり、前年比プラス基調を維持していることが好感されている。106件5739台の新規開発を行ったことなどが寄与した。また、カーシェアリングサービス「タイムズ カー プラス」の車両数は2万2377台で、会員数は103万7956人と順調に積み上がっており、これも好材料視されている。

■イオンファンタジー <4343>  4,080円  -620 円 (-13.2%) 一時ストップ安   11:30現在  東証1部 下落率2位
 イオンファンタジー<4343>は大幅続落し年初来安値を更新している。15日の取引終了後に発表した7月度の売上概況で、国内事業の既存店売上高が前年同月比3.8%減と20カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。プライズ(アミューズメント専用景品)部門で、キャラクター商材の「ポケモン」やオリジナルのサーティワンアイスクリームとのコラボ景品「アイスクリームスクイーズ」などが好調に推移したが、遊戯機械売り上げ、商品売り上げ、遊戯施設売り上げともに前年実績を割り込んだ。なお、曜日調整後の既存店売上高も同1.7%減と2カ月連続で前年を下回った。

■松屋 <8237>  1,180円  -81 円 (-6.4%)  11:30現在
 松屋<8237>が大幅続落となっている。15日の取引終了後に発表した7月度の売上報告で、銀座店と浅草店を合わせた銀座本店の売上高が前年同月比1.9%減となり、13カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。前年に比べて土曜日が1日少ない影響が1.9%あったほか、クリアランスセール開始日のズレや下旬週末の台風、前年にラグジュアリーブランドの限定コラボレーション商品売り上げを計上した反動などがあったことなどが響いたという。また同じく確報ベースで、百貨店事業の7月の月次売上高が前年を下回ったJ.フロント リテイリング<3086>や三越伊勢丹ホールディングス<3099>、高島屋<8233>、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>も軒並み安となっている。

■物語コーポレーション <3097>  8,880円  -220 円 (-2.4%)  11:30現在
 物語コーポレーション<3097>は大幅続落し年初来安値を更新している。15日の取引終了後に発表した7月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比1.6%減と2カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。天候不順や猛暑の影響で、主力の焼肉部門やラーメン部門などで客数が減少したことが響いた。なお、全店売上高は同8.9%増だった。

■住友金属鉱山 <5713>  3,670円  -54 円 (-1.5%)  11:30現在
 非鉄株が安い。住友金属鉱山<5713>やDOWAホールディングス<5714>、三菱マテリアル<5711>などが軒並み安となっている。ロンドン金属取引所(LME)の銅相場は3カ月物が15日に前日比240ドル前後安い1トン=5800ドル前後に下落。約1年ぶりの水準に値を下げた。市場では中国の景気減速懸念が強く、銅需要が落ち込むことが懸念されている。住友鉱の場合、米テスラの業績悪化による電気自動車(EV)向け電池材料への影響も警戒されている。

■ファンコミ <2461>  636円  -7 円 (-1.1%)  11:30現在
 ファンコミュニケーションズ<2461>は反落している。15日の取引終了後に発表した7月度の月次業績速報で、連結ベースの売上高が前年同月比8.1%減となり、10カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気されている。アフィリエイト広告サービスのCPA型アドネットワーク事業は同3.7%増とプラスを維持したものの、アドネットワークや行動ターゲティングなどのCPC/ターゲティング型アドネットワーク事業が同30.4%減と落ち込みが大きく、その他売り上げも12.9%減と低調だった。

■SUMCO <3436>  1,958円  -19 円 (-1.0%)  11:30現在
 SUMCO<3436>は大幅安で6日続落。前日の米国株市場でフィラデルフィア半導体株指数が大きく下げており、この流れに追随した。同社株はテクニカル的にも13週移動平均線を大きく下に放れたことで売りが加速している。日米ともに半導体関連企業の足もとの収益は好調を極めているが、先行き見通しへの懸念が売り圧力に反映され、株価面では受難の相場展開が続いている。同社の18年12月期第2四半期(1~6月)営業利益は前期比2.4倍の411億9200万円と絶好調だが、株価は決算発表後に上値の重さを嫌気され投げ売りを誘発する格好となっている。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,168.5円  -5.5 円 (-0.5%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>、JXTGホールディングス<5020>といった大手石油関連株が軒並み安。15日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近9月物が前日比2.03ドル安の1バレル65.01と大幅安となった。一時、64.51ドルと6月下旬以来の水準に下落した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した石油在庫は市場予想に反して増加したことから、需給悪化懸念が膨らんだ。また、中国景気動向への警戒感も台頭した。この日は、石油関連株に原油価格の下落を警戒する売りが膨らんでいる。

■コマツ <6301>  2,995.5円  -4.5 円 (-0.2%)  11:30現在
 コマツ<6301>、日立建機<6305>がいずれも続落で下値模索の動きを強めている。両銘柄とも年初来安値更新基調が続いている。中国景気減速懸念が米株市場でも意識されNYダウなど主要指数の下落に反映されている。東京市場でも全体地合い悪のなか、中国関連株への売り圧力が強い。為替が足もと1ドル=110円台半ばと円高に振れていることも輸出採算改善への期待を後退させ、売りを助長している。

■日本テレホン <9425>  442円  +76 円 (+20.8%) 一時ストップ高   11:30現在
 日本テレホン <9425> [JQ]が寄り付きから急騰し、一時ストップ高となる446円まで買われる場面があった。日本経済新聞の16日朝刊で「総務省は2019年7月から、割安な中古のスマートフォン(スマホ)を購入した消費者がどの通信会社でも選べる体制を整える」と報じたことが刺激材料となったようだ。報道によると「NTTドコモなど通信大手3社に、自社が販売したスマホを他社の通信網でも使えるようにする『SIMロック解除』を中古品にも義務付ける」という。同社は中古スマートフォンの買取販売サービスを手掛けており、販売台数増加につながるとの見方から業績拡大に期待する買いが殺到した。また、格安SIM事業を展開する日本通信 <9424> も急騰している。

■エクストリーム <6033>  10,680円  +1,500 円 (+16.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 エクストリーム<6033>がカイ気配でストップ高水準に張りついている。前日まで11連騰でそのうちザラ場を含めると9回のストップ高という異彩の急騰劇を演じている。中国でiOS版の配信が開始されたスマートフォンゲーム「ラングリッサー」のロイヤルティー収益が同社の業績に与える影響を材料視しているが、株価の上昇は既にファンダメンタルズから大きく離れた需給思惑に特化した相場展開となっている。8月10日に増し担保規制が入っているが、それをものともしない上昇で株価は1万円大台を突破、初動時から2週間で時価総額は6倍以上に変貌している。

■シーズメン <3083>  774円  +100 円 (+14.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 シーズメン <3083> [JQ]がストップ高買い気配。15日取引終了後、第三者割当増資による約6億円の資金調達を実施すると発表しており、これが好材料視されている。投資事業有限責任組合デジタルアセットファンドに26万700株など計14先を引受先とする88万2800株の第三者割当増資を実施する。同社は7月11日、仕入れ先で特徴のあるブランドを多数契約しているピートと資本業務提携した。今回の調達資金はピートの商品仕入代金のほか、インターネットビジネス再構築のためのシステム購入費用、出店・改装費用などに充てる。発表を受けて、投資実行による成長加速に期待する買いが向かったようだ。

●ストップ高銘柄
 ETFS商品 <1684>  1,098円  - 円 (-) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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