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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アミューズ、光通信、Vテク

アミューズ <日足> 「株探」多機能チャートより
■オイシックス・ラ・大地 <3182>  2,631円  +500 円 (+23.5%) ストップ高   本日終値
 オイシックス・ラ・大地 <3182> [東証M]がストップ高。13日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比4.0倍の6.2億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。2月に買収した、らでぃっしゅぼーやの業績上積み(決算期変更につき3~6月の4ヵ月間を計上)が収益を大きく押し上げた。定期宅配サービスの会員数獲得が好調だったうえ、原価率改善や注文単価上昇で採算も改善したOisix事業の業績拡大も大幅増益に貢献した。

■アミューズ <4301>  3,570円  +525 円 (+17.2%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 アミューズ <4301> が急騰。13日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の32億円→39.9億円に24.7%上方修正。従来の1.1%減益予想から一転して23.3%増益見通しとなったことが買い材料視された。利益率の高いCM収入やファンクラブ収入が想定より伸びる。貸倒引当金の減少で販管費が大幅に減少することも利益を押し上げる。同時に発表した第1四半期(4-6月)同利益は前年同期比2.3倍の15.9億円だった。大型コンサートツアー開催でイベント収入が増加したほか、コンサート関連グッズや音楽パッケージの販売が好調だった。

■光通信 <9435>  20,970円  +2,740 円 (+15.0%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 光通信<9435>が後場に入り動きを一変させ急伸。同社がきょう前場取引終了後に発表した19年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が1120億7200万円(前年同期比9.0%増)と2ケタ近い増収を達成、営業利益は162億4400万円(同68.2%増)と高水準の伸びを示した。前年同期と比較して売上高営業利益率も急改善しており、これをポジティブ視する買いが流入した。データ通信端末が業績に貢献しているほか、ウオーターサーバーなど自社商材も伸びている。保険事業も多岐にわたる販売チャネルを生かし、収益に寄与している。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、営業利益段階で通期計画550億円(前期比7.7%増)に対し進捗率約30%と好調に推移している。なお、発行済み株式総数の2.51%に相当する120万株の自社株消却も発表しており、これも物色人気を増幅させている。

■アニコムHD <8715>  4,020円  +390 円 (+10.7%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 13日に発表したアニコム損害保険の7月新規契約件数は前年同月比6.9%増が買い材料。

■ブイ・テクノロジー <7717>  20,640円  +1,750 円 (+9.3%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 ブイ・テクノロジー <7717> が急反発。13日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比4.1倍の28.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。中国をはじめとする海外パネルメーカーの旺盛な設備投資需要が継続する中、大型液晶ディスプレー製造装置などの販売が大きく伸び、92.4%の大幅増収を達成したことが寄与。

■FRONTEO <2158>  1,085円  +83 円 (+8.3%)  本日終値
 FRONTEO<2158>が4日ぶりに反発。13日の取引終了後、人工知能(AI)ソリューション領域での製品導入社数が100社を突破したと発表しており、これを好感した買いが入った。同社では、化学・機械・素材を中心とした製造業や、各種金融機関をはじめとする幅広い業界の顧客へ、独自開発の人工知能KIBIT(キビット)を搭載した製品・サービスを提供。近年では、ヘルスケア領域やコミュニケーションロボットKibiro(キビロ)を活用したソリューションも展開している。今期に入っても、大手企業を中心に提供が順調に進んでいるとしており、業績への貢献が期待されている。

■ラクス <3923>  1,790円  +125 円 (+7.5%)  本日終値
 ラクス <3923> [東証M]が急伸。13日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比59.5%増の4.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。積極的な成長投資を背景にクラウド経費精算システム「楽楽精算」の導入社数が増加したことが寄与。前期に実施した大規模なマーケティング関連費用がなくなったことに加え、東京本社移転費用の解消も大幅増益の要因となった。上期計画の5.1億円に対する進捗率は89.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。同時に発表した7月の売上高は前年同月比39.3%増と高成長を維持したことも好感されたようだ。

■イーレックス <9517>  1,104円  +68 円 (+6.6%)  本日終値
 イーレックス<9517>が大幅反発。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「世界最大級のバイオマス発電所の事業化に取り組む」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、新たに約70万世帯分の電力に相当する出力約30万キロワットのバイオマス発電施設の建設を検討するとしており、投資額は900億円程度が見込まれるという。また、24~25年の稼働を目指すとあることから、将来的な業績への貢献が期待されている。

■アドベンチャー <6030>  8,650円  +520 円 (+6.4%)  本日終値
 13日に決算を発表。「前期経常は25%増で5期連続最高益、今期業績は非開示」が好感された。アドベンチャー <6030> [東証M] が8月13日大引け後(15:00)に決算を発表。18年6月期の連結経常利益は前の期比24.9%増の5億1100万円に伸び、5期連続で過去最高益を更新した。6期連続増収、5期連続増益となった。なお、19年6月期の業績見通しは開示しなかった。
  ⇒⇒アドベンチャーの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「7月取扱高が113億円突破」も買い材料。

■トリドール <3397>  2,417円  +136 円 (+6.0%)  本日終値
 13日、トリドールホールディングス <3397> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.09%にあたる91万株(金額で39億0390万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月14日から9月20日まで。同時に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比4.1%増の22.5億円で着地した。

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