市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):リクルート、関電化、日本郵政

リクルート <日足> 「株探」多機能チャートより
■リクルート <6098>  3,213円  +178 円 (+5.9%)  本日終値
 リクルートホールディングス<6098>が全般悪地合いのなか逆行高と気を吐いている。売買代金は東証1部第3位につける活況ぶり。同社が10日取引終了後に発表した19年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は売上高が5672億7700万円(前年同期比8.2%増)、営業利益は678億3900万円(同20.4%増)、最終利益は473億6300万円(同17.8%増)と好調だった。旺盛な求人需要を背景に国内外で求人情報事業が好調、人材派遣事業のコスト改善努力も利益率改善に反映された。

■帝国繊維 <3302>  2,425円  +129 円 (+5.6%)  本日終値
 10日に決算を発表。「上期経常が2倍増益で着地・4-6月期は黒字浮上」が好感された。帝国繊維 <3302> が8月10日大引け後(15:30)に決算を発表。18年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の38億円に急拡大し、通期計画の45億円に対する進捗率は84.5%に達し、5年平均の43.5%も上回った。
  ⇒⇒帝国繊維の詳しい業績推移表を見る

■ドンキHD <7532>  5,220円  +275 円 (+5.6%)  本日終値
 10日に決算を発表。「今期経常は1%増で10期連続最高益、前期配当を5円増額・今期は1円増配へ」が好感された。ドンキホーテホールディングス <7532> が8月10日大引け後(15:00)に決算を発表。18年6月期の連結経常利益は前の期比25.7%増の572億円になり、19年6月期も前期比1.4%増の580億円に伸びを見込み、10期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。27期連続増収、10期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を27円→32円(前の期は26円)に増額し、今期も前期比1円増の33円に増配する方針とした。
  ⇒⇒ドンキHDの詳しい業績推移表を見る

■関東電化工業 <4047>  1,122円  +59 円 (+5.6%)  本日終値
 関東電化工業<4047>が急反発。前週末10日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、営業利益を82億円から90億円(前期比0.5%減)へ、純利益を56億円から62億円(同1.4%増)へ上方修正したことが好感された。精密化学品事業部門で電池材料の売上高が計画を下回っている一方、半導体・液晶用特殊ガス類の売上高が堅調に推移しているため、売上高は567億円(同10.5%増)の従来予想を据え置いたが、原材料単価が想定を下回っていることが利益を押し上げるとしている。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高132億2500万円(前年同期比14.9%増)、営業利益26億7200万円(同10.9%増)、純利益19億7200万円(同16.1%増)だった。

■三機工業 <1961>  1,201円  +61 円 (+5.4%)  本日終値
 10日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地、今期配当を20円増額修正」が好感された。三機工業 <1961> が8月10日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は9200万円の黒字(前年同期は5億9300万円の赤字)に浮上し、4-9月期(上期)計画の8億円に対する進捗率は11.5%となった。同時に、今期の上期配当を従来計画の10円→20円に大幅増額し、下期配当も従来計画の10円→20円に増額修正した。年間配当は40円(前期は35円)となる。
  ⇒⇒三機工業の詳しい業績推移表を見る

■パーソルHD <2181>  2,504円  +126 円 (+5.3%)  本日終値
 10日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は18%増益で着地」が好感された。パーソルホールディングス <2181> が8月10日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比18.5%増の112億円に伸び、4-9月期(上期)計画の175億円に対する進捗率は64.1%に達し、5年平均の53.9%も上回った。
  ⇒⇒パーソルHDの詳しい業績推移表を見る

■SGホールディングス <9143>  2,550円  +117 円 (+4.8%)  本日終値
 SGホールディングス<9143>が大幅続伸。前週末10日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆500億円から1兆750億円(前期比2.9%増)へ、営業利益を630億円から660億円(同5.2%増)へ、純利益を370億円から395億円(同9.7%増)へ上方修正したことが好感された。継続的な適正運賃収受の取り組みにより平均単価が上昇し、平均単価の想定を588円から607円に見直したことに加えて、日立物流<9086>との協業による高付加価値サービスの提供が増加していることが売上高・利益を押し上げるという。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高2731億5900万円(前年同期比11.7%増)、営業利益191億4300万円(同3.5%増)、純利益112億7300万円(同7.2%増)だった。

■日本郵政 <6178>  1,258円  +30 円 (+2.4%)  本日終値
 日本郵政<6178>が全般下げ相場にあるなか、買い優勢の展開となった。宅配件数の増加が収益に寄与しており、同社が10日取引終了後に発表した19年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高にあたる経常収益が3兆1591億4800万円(前年同期比3.4%減)と減収だったものの、最終利益は1235億4000万円(同18.2%増)と2ケタ増益を達成した。最終利益は通期計画の3300億円(前期比28.4%減)に対し37%に達している。配当利回りが4%近くあり、足もとの業績を確認してインカムゲイン狙いの買いも入っているもようだ。

■ラウンドワン <4680>  1,678円  +15 円 (+0.9%)  本日終値
 ラウンドワン<4680>は続伸。岩井コスモ証券は10日、同社株のレーティング「A」と目標株価2100円を継続した。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比23%増の11億9900万円と堅調だった。キャンペーンによる集客効果により既存店売り上げは想定以上に改善。同証券では19年3月期の連結営業利益は前期比14%増の120億円と会社計画(115億円)を上回ると予想。今下期に予定しているボウリング場やカラオケルームで大型LED画面やネットワーク接続を活用する新たな取り組みは、同社の収益モメンタムを高める可能性があるとみている。

■フルキャスト <4848>  2,661円  +21 円 (+0.8%)  本日終値
 フルキャストホールディングス<4848>が大幅反発。前週末10日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を370億円から377億8000万円(前期比17.8%増)へ、営業利益を50億円から56億2000万円(同27.0%増)へ、純利益を31億8500万円から38億1900万円(同27.6%増)へ上方修正したことが好感された。足もとで、顧客企業の採用状況が逼迫し、短期人材ニーズが想定を上回って推移し、これが第3四半期以降も継続すると見込まれることに加えて、同社グループがこれに対応できる人材供給力を確保できると判断したためという。また、業績予想の修正に伴い、従来14円を予定していた期末配当を2円増額して16円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されている。年間配当は30円(従来予想28円)となり、前期の26円に対しては4円の増配となる予定だ。なお、同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高183億5400万円(前年同期比19.2%増)、営業利益27億4900万円(同29.2%増)、純利益18億6900万円(同21.1%増)だった。

■省電舎ホールディングス <1711>  454円  +80 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値
 省電舎ホールディングス<1711>がストップ高。前週末10日の取引終了後、過年度決算短信の訂正と18年3月期の決算短信および有価証券報告書を提出。これを受けて、東京証券取引所が11日付で監理銘柄(確認中)の指定を解除したことが好感された。過年度決算で不適切な会計処理が行われていた可能性が高いとの報告を受けて、第三者委員会を設置。この調査報告書を7月11日に受け取ったことに伴い訂正したという。なお、18年3月期連結決算は売上高17億8900万円(前の期比26.4%減)、営業損益2億8400万円の赤字(前の期3600万円の赤字)、最終損益5億8200万円の赤字(同7000万円の黒字)で、19年3月期は、売上高22億500万円(前期比23.3%増)、営業損益および最終損益は収支均衡を見込んでいる。

■ホロン <7748>  948円  +150 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値
 ホロン<7748>はストップ高。半導体電子ビーム検査装置を製造するが、世界的に好調な半導体投資需要を背景に業績は絶好調に推移している。10日取引終了後に発表した19年3月期の第1四半期(4~6月)単独決算は、売上高が10億3000万円(前年同期比29.4倍)と急拡大、これ受けて営業損益は3億6900万円の黒字(前年同期8900万円の赤字)、最終損益は2億6700万円の黒字(同9300万円の赤字)と大幅黒字転換した。通期営業利益段階で3億8200万円(前期比3.2倍)を見込んでいるが、第1四半期時点でほぼその計画ラインに到達しており、これを材料視する投資資金が集中した。

■Fringe81 <6550>  952円  +150 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値
 Fringe81<6550>がストップ高。前週末10日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高14億4600万円、営業利益4400万円、最終利益2600万円となり、前年同期は四半期決算を行っていないため比較はないが、第1四半期として初の黒字化を達成したことが好感された。メディアグロースサービスの限界利益が前四半期に比べて伸長したほか、第3の柱として育成中のウェブサービス(Unipos事業)の限界利益が倍増したことが寄与した。

●ストップ高銘柄
 日本ファルコム <3723>  1,732円  +300 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値
 モブキャスト <3664>  671円  +100 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値
 など、14銘柄

●ストップ安銘柄
 デュアルタップ <3469>  830円  -300 円 (-26.6%) ストップ安   本日終値
 ビーグリー <3981>  1,174円  -400 円 (-25.4%) ストップ安   本日終値
 ソフィア <6942>  1,020円  -300 円 (-22.7%) ストップ安   本日終値
 ヒューマンA <6575>  1,501円  -400 円 (-21.0%) ストップ安   本日終値
 テラ <2191>  309円  -80 円 (-20.6%) ストップ安   本日終値
 など、13銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均