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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):コロワイド、ニコン、エレコム

コロワイド <日足> 「株探」多機能チャートより
■コロワイド <7616>  3,075円  +331 円 (+12.1%)  本日終値
 コロワイド<7616>が10%を超える上昇で3000円大台復帰を果たした。7日取引終了後、19年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算を発表。売上収益は594億4500万円(前年同期比0.1%減)と横ばいだったものの、営業利益は26億7300万円(同32.5%増)、最終利益は10億7200万円(同46.3%増)と高水準の伸びを示した。東京・神奈川を中心に外食チェーンを展開、回転ずしなどが好調で利益に貢献している。これを手掛かりに投資資金が流入、株価は7月下旬以降調整トレンドにあっただけに値ごろ感も働いた。

■ニコン <7731>  2,110円  +181 円 (+9.4%)  本日終値
 ニコン <7731> が急伸。7日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比66.9%増の219億円に拡大して着地したことが買い材料視された。昨年9月に発売した高画質デジタル一眼レフカメラ「D850」の販売が好調だったうえ、原価改善や経費抑制も奏功し、映像事業が大幅増益を達成したことが寄与。大型パネル用FPD露光装置の販売が増加したことも収益を押し上げた。併せて、通期の同利益を従来予想の700億円→760億円に8.6%上方修正。増益率が24.4%増→35.1%増に拡大する見通しとなった。業績好調に伴い、従来未定としていた今期の年間配当を54円(前期は36円)実施する方針としたことも支援材料となった。

■日本信号 <6741>  1,198円  +102 円 (+9.3%)  本日終値
 7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地」が好感された。日本信号 <6741> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は0.7億円の黒字(前年同期は13.3億円の赤字)に浮上し、通期計画の70億円に対する進捗率は1.1%となった。
  ⇒⇒日本信号の詳しい業績推移表を見る

■エレコム <6750>  3,030円  +253 円 (+9.1%)  本日終値
 エレコム <6750> が続急騰し、上場来高値を更新した。7日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比19.9%増の25.9億円に伸びて着地したことが買い材料視された。子会社のDXアンテナが前年同期は4ヵ月決算だった影響などで減収となったものの、付加価値の高い新製品の投入や在庫管理の強化、円安による原価低減などで補い、大幅増益を達成した。なお、製品別では主力のパソコン周辺機器のほか、組み込み機器やヘルスケア関連製品などの販売が好調だった。

■田中化学研究所 <4080>  1,532円  +97 円 (+6.8%)  本日終値
 7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は3%増益で着地」が好感された。田中化学研究所 <4080> [JQ] が8月7日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.5%増の2.4億円となり、通期計画の3.3億円に対する進捗率は73.6%に達し、さらに前年同期の37.4%も上回った。
  ⇒⇒田中化学研究所の詳しい業績推移表を見る

■藤田観光 <9722>  3,335円  +200 円 (+6.4%)  本日終値
 7日に決算を発表。「4-6月期(2Q)経常は7%増益」が好感された。藤田観光 <9722> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益は0.2億円の赤字(前年同期は2.5億円の黒字)に転落した。
  ⇒⇒藤田観光の詳しい業績推移表を見る

■千葉興業銀行 <8337>  535円  +32 円 (+6.4%)  本日終値
 7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は52%増益で着地」が好感された。千葉興業銀行 <8337> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比51.7%増の34.6億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の48億円に対する進捗率は72.2%に達し、5年平均の50.9%も上回った。
  ⇒⇒千葉興業銀行の詳しい業績推移表を見る

■福島工業 <6420>  5,510円  +320 円 (+6.2%)  本日終値
 福島工業 <6420> が急反発し、上場来高値を更新した。7日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比56.8%増の22.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。冷凍冷蔵ショーケースが食品販売を強化しているドラッグストア向けに伸びたほか、惣菜弁当などの食品工場や低温物流センター向け大型パネル冷蔵設備の大型案件が引き続き好調だったことが寄与。固定費の削減や原価低減に取り組んだことも増益に貢献した。

■NISSHA <7915>  2,510円  +144 円 (+6.1%)  本日終値
 NISSHA<7915>が急伸。同社は7日の取引終了後、決算発表を行い第2四半期(1~6月)累計の連結営業損益は従来予想の61億円の赤字から44億7600万円の赤字へと損失幅が縮小したことを明らかにした。デバイス事業で製品需要が前倒しされたことが、寄与した。18年12月通期の営業利益は102億円の黒字見通しで据え置いた。市場では、18年モデルのスマホ向けタッチセンサーの生産が前倒しされたとみており、今期通期業績への増額修正期待も膨らんでいる。

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