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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ユーザベース、日本M&A、スタートトゥ

ユーザベース <日足> 「株探」多機能チャートより
■ユーザベース <3966>  3,950円  +480 円 (+13.8%)  本日終値
 ユーザベース <3966> [東証M]が全般軟調相場に逆行し、連日の大幅高に買われ、1ヵ月ぶりに上場来高値を更新した。2日大引け後、米オンライン経済情報メディアのクオーツ社の全株式を取得し、完全子会社化すると発表したことが引き続き好感された。クオーツ社の買収総額は最大約120億円で、今月31日に買収を完了する予定としている。同社は昨年ダウ・ジョーンズと合弁会社を設立し米国進出を果たし、昨年11月には米国版NewsPicksをリリースした。今回の買収によりNewsPicks事業のグローバル展開の加速を目指すという。

■スシローGH <3563>  6,990円  +500 円 (+7.7%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 スシローグローバルホールディングス<3563>が大幅続伸。同社は3日、6月度の月次売上高を公表。既存店売上高が前年同月比13.1%増と前月の伸び率(6.0%増)から拡大し、8カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。同月の既存店客数が同8.6%増(前月は3.5%増)となったことや、既存店客単価が同4.1%増(前月は2.4%増)と伸びたことが既存店の売上高拡大に寄与。なお、全店ベースの売上高は同20.9%増となっている。

■HEROZ <4382>  21,250円  +1,200 円 (+6.0%)  本日終値
 HEROZ<4382>が4日続伸。同社は4月20日に上場した直近IPO銘柄。人工知能(AI)関連として人気を集め、上場3日目に初値4万9000円でスタートし、同日に4万9650円の高値をつけたが、その後は一方的に下げ続け、6月29日には1万6120円まで売られていた。足もとで全般相場が軟化していることから、こうした直近IPO銘柄への関心が高まっており、短期的なりバウンド狙いの買いが入ったようだ。

■日本M&Aセンター <2127>  3,305円  +175 円 (+5.6%)  本日終値
 日本M&Aセンター<2127>が大幅続伸。水戸証券は3日、同社株のレーティング「A」を継続した。目標株価は3800円(従来4200円)とした。同社は中堅中小企業の事業継承M&A(合併・買収)に特化。19年3月期の連結営業利益は前期比8%増の125億円の見込み。ただ、同社は8期連続で実績が期初計画を上回っており、同証券では会社計画は保守的として159億円への増額修正を予想している。

■ユナイテッドアローズ <7606>  4,100円  +195 円 (+5.0%)  本日終値
 ユナイテッドアローズ<7606>が3日ぶりに反発。3日の取引終了後荷発表した6月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高は前年同月比11.9%増と2ケタ増となり、5カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。6月は気温の上昇で夏物需要が活発化し、メンズでは半袖アイテム全般やジャケット、シューズ、バッグなどが好調に推移。また、ウィメンズでは半袖アイテム全般やパンツ、スカート、ワンピース、シューズ、バッグなどが好調に推移した。また、月中のVIP顧客向けセール、月下旬からのハウスカード会員向けの先行セールも活況だった。なお、前年に比べて休日が1日多かった影響が、既存店売上高で2.1%増程度働いたとしている。

■アダストリア <2685>  1,252円  +50 円 (+4.2%)  本日終値
 アダストリア<2685>が3日ぶりに反発。3日の取引終了後に発表した6月度の国内月次売上高で、既存店売上高が前年同月比5.5%増となり、3カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。前年に比べて休日が1日多かったことに加えて、中旬より先行して実施した夏物セールが客数増につながった。アイテム別では、メンズ・ウィメンズともに半袖トップス・パンツ類が好調だったほか、サンダル、カゴバッグなどの夏物雑貨も売れ行きを伸ばした。

■東鉄工業 <1835>  3,450円  +125 円 (+3.8%)  本日終値
 東鉄工業<1835>が大幅反発したほか、鉄建<1815>、日本電設工業<1950>などが高い。JR東日本<9020>が3日、グループ経営ビジョンを発表し、なかで「羽田空港アクセス線構想の推進」を掲げたことから、関連銘柄として物色された。構想自体は既に発表されていたが、改めて早期開業への構想推進が示されたことで、関連銘柄にはビジネスチャンスの具体化への期待が高まっているようだ。

■ルネサンス <2378>  2,529円  +86 円 (+3.5%)  本日終値
 ルネサンス<2378>が大幅続伸。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2018年4~6月期の連結業績は、営業利益が6億円強と前年同期に比べて1割程度増えたもようだ」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、前期に開業したルネサンス北千住や名古屋のコクール ルネサンス名古屋JRゲートタワーなどが収益に貢献したほか、スイミングやテニスなどのスクール事業も好調だったという。上期計画の営業利益18億円に対しての進捗率は低いものの、今期は既存店改修などの投資が先行することになっており、計画通りとの見方が買い安心感につながったようだ。

■スタートトゥデイ <3092>  4,165円  +140 円 (+3.5%)  本日終値
 スタートトゥデイ<3092>が軟調地合いのなか続伸、25日移動平均線とのマイナスカイ離を解消し上昇転換の兆しをみせている。主力輸出株には風向きの悪い地合いだが、内需系の好業績株に物色資金がシフトしている。同社は前日取引時間中に、プライベートブランド 「ZOZO(ゾゾ)」の新商品として、ビジネススーツとドレスシャツのセットを販売開始したことを発表、これを材料視する買いが先行。「ゾゾスーツ」で測ったデータに基づいて、体にぴったりした服を届けるというもので、顧客需要の開拓が期待されている。

■ニプロ <8086>  1,344円  +45 円 (+3.5%)  本日終値
 3日、ニプロ <8086> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.40%にあたる400万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は7月4日から12月28日まで。

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