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2018年07月03日18時00分

【市況】3日の香港市場概況:ハンセン1.4%安で3日ぶり反落、カジノセクター急落

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

3日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比409.54ポイント(1.41%)安の28545.57ポイントと3日ぶりに反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も200.80ポイント(1.81%)安の10872.20ポイントと反落した。ハンセンは一時、3.3%安の27990.45ポイントに急落。約7カ月ぶりに節目の28000を割り込んだ。売買代金は1330億4400万香港ドルにやや拡大している(6月29日の売買代金は1152億9500万香港ドル)。

休場中の本土株安が逆風。2日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が2.5%安と急反落し、約2年4カ月ぶりの安値水準を切り下げた。米中貿易摩擦の警戒感、人民元安の進行が改めて売り材料視されている。中国人民銀行(中央銀行)は3日朝方、人民元の対米ドル基準値を再び元安・ドル高の水準に設定。上海外国為替市場では元安の勢いが止まらず、約11カ月ぶりの元安水準で推移している。中国指標の下振れもマイナス。先週末に公表された6月の製造業PMIは、予想(51.6)を下回る51.5だった。ただ、この日の本土株がプラスに転じるなか、香港の各指数は引けにかけて下げ幅を縮小させている。

ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノの下げが目立っている。銀河娯楽集団(27/HK)が6.5%安、金沙中国(1928/HK)が6.2%安で引けた。マカオの5月カジノ売上高が前年同月比で12.5%増にとどまり、伸びが市場予想(15%増)を下回ったことが嫌気されている。このほか不動産引き締めの動きを懸念し、本土系不動産の華潤置地(1109/HK)が3.6%安、碧桂園HD(2007/HK)が2.2%安と売られた。

元安がデメリットとなる紙・パルプ、空運セクターも安い。理文造紙(2314/HK)が4.7%、玖龍紙業(2689/HK)が4.5%、中国南方航空(1055/HK)が5.0%、中国東方航空(670/HK)と中国国際航空(753/HK)がそろって4.7%ずつ下落した。紙製品各社は原料を輸入し、空運各社はドル建て債務の比率が高い。業績に対する悪影響が懸念された。

非鉄やセメント、鉄鋼など景気動向に敏感な素材セクターもさえない。江西銅業(358/HK)が3.8%安、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.9%安、中国建材(3323/HK)が4.9%安、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が4.0%安、鞍鋼(347/HK)が4.4%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.3%安と値を下げた。

一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.41%高の2786.89ポイントで取引を終えた。ハイテク関連株が高い。金融株、発電や水道などの公益株、インフラ関連株の一角、軍需関連株、不動産株も買われた。半面、空運株が急落。消費関連株、バイオ医薬関連株なども売られた。

【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ
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