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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2018年6月22日

 今週の日経平均終値は22516円83銭、前週末比334円92銭安でした。

 米中貿易摩擦が徐々に世界規模へ膨らむ可能性を感じ取って今週の日経平均は3週ぶりの下落となりました。週間の下値は13週移動平均線(2万2329円)、26週移動平均線(2万2348円)に触れたところで止まっているので上昇基調はまだ保たれていますが、上値の方は2万3000円で先月、今月とミニダブルトップを形成しかかっている状況ですので、ここから先はネックラインとなる5月30日の安値(2万1931円)を割らないことが重要になるでしょう。ここを割り込むと強めの天井形成確認ということになってしまいます。もちろん移動平均線も割ってしまうので下降基調入りの可能も出てくるでしょう。実はトピックスの方が一足早くその形を作りかかっておりやや懸念されるところ。米国を始め日本の企業業績も今のところ好調なので大きく腰折れする心配はまだありませんが、これ以上貿易摩擦が拡大すると、トピックスが示すような方向性というのも現実問題として出てきます。基本的には押し目買いがまだ有効と考えますが、トランプ大統領の言動が読みにくいため、リスク量を抑えての株式投資という局面が続きそうです。(ストック・データバンク 編集部)

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