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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:メルカリ、小野薬、KeyH

小野薬 <日足> 「株探」多機能チャートより
■メルカリ <4385> [東証M]  5,300円  11:30現在
 19日、メルカリ <4385> [東証M]が東証マザーズに新規上場。初値は5000円で公開価格3000円を66.7%上回った。同社はフリーマーケットアプリ「メルカリ」を運営。シェアリングエコノミーなど新規事業や海外に注力する。公募1815万9500株、売り出し2255万4800株のほか、オーバーアロットメントによる追加売り出し284万0500株を実施した。調達資金は借入金の返済、広告宣伝費に充てる。主幹事は大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券。

■ヨシムラHD <2884>  1,376円  +68 円 (+5.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>が反発している。同社は18日取引終了後に、まるかわ食品(静岡県磐田市)が行っているギョウザの製造・販売事業を譲り受けることで基本合意したと発表。これによる業績への寄与などが期待されているようだ。事業譲受は7月を予定。同社は、保有する生産管理能力を活用して生産力を向上させ、グループの販路を使って売り上げを伸ばすとしている。なお、事業譲受による業績への影響は現在精査中で、開示すべき事項が発生した場合は速やかに公表するとしている。

■ストライク <6196>  4,375円  +105 円 (+2.5%)  11:30現在
 ストライク<6196>が続伸し連日の上場来高値更新となっている。18日の取引終了後、18年8月31日時点の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。毎年8月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主に対して、一律でクオカード1000円分を贈呈するとしている。

■小野薬品工業 <4528>  2,698円  +40 円 (+1.5%)  11:30現在
 小野薬品工業<4528>が反発している。18日の取引終了後、がん免疫治療薬「オプジーボ」について、中国で治療歴を有する非小細胞肺がんの治療薬として承認されたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。なお、中国でがん免疫薬が承認されるのは初めてとしている。「オプジーボ」は、日本では14年9月に根治切除不能な悪性黒色腫の治療薬として発売。その後、切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんや根治切除不能または転移性の腎細胞がん、再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫、再発または遠隔転移を有する頭頸部がん、がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃がんに対する承認を取得しており、さらに、悪性胸膜中皮腫や悪性黒色腫の術後補助療法などについても承認申請している。また、日本をはじめ韓国、台湾、米国および欧州連合を含む60カ国以上で承認されている。

■エニグモ <3665>  1,705円  +8 円 (+0.5%)  11:30現在
 エニグモ<3665>が5日続伸で年初来高値を更新している。SMBC日興証券が18日付で、投資評価「1」を継続し、目標株価を1850円から1910円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。同証券では、テレビCMを通じた会員獲得と購入動機を高めるウエブ広告およびポイントプロモーションなどを連携させたマーケティング施策が奏功し、業績が18年1月期第3四半期をボトムに回復基調を鮮明にしている点に注目し投資評価「1」を継続。ただ、株価が中期的な上昇波動を描くようになるためには、同社が積極的に取り組み始めたビッグデータ×人工知能(AI)を組み入れたマーケティングの成果がアクティブ会員数の純増数やアクティブ会員率および年間平均購入額などにはっきりとした成果が具現化することが必要と指摘している。

■ツルハホールディングス <3391>  14,480円  -1,340 円 (-8.5%)  11:30現在  東証1部 下落率3位
 ツルハホールディングス<3391>は大幅続落。18日の取引終了後に発表した19年5月期の連結業績予想は、売上高7436億円(前期比10.5%増)、営業利益418億円(同3.9%増)、純利益253億8000万円(同2.3%増)と連続営業最高益を見込むものの、営業利益で450億円前後を見込む市場予想に届かないことから、失望売りが出ているようだ。今期は、ドミナント展開による店舗網の拡充を図るため、前期同様130店の新規出店を行う予定。また前期に新たに子会社化した店舗がフルに寄与するほか、既存店舗のスクラップ&ビルドや、PB商品をはじめとした品揃え強化などで売上高・利益の拡大を図るとしている。なお、18年5月期決算は、売上高6732億3800万円(前の期比16.7%増)、営業利益402億3600万円(同14.0%増)、純利益247億9800万円(同6.7%増)だった。

■ユナイテッド <2497>  3,630円  -225 円 (-5.8%)  11:30現在
 ユナイテッド<2497>が続落している。出資先のメルカリ<4385>がこの日、マザーズ市場に新規上場したことに伴い、材料出尽くし感が強まっているようだ。会社側が11日に発表したところによると、今回の新規上場に伴う保有株の一部売却により、営業利益で126億円の売却益が発生するとしている。

■三菱UFJ <8306>  643.2円  -10 円 (-1.5%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>の下値模索の展開が続いている。きょうも売り優勢で始まり4日続落、連日の年初来安値更新となった。外国人投資家などを中心とした継続的な売りが出ているもようだ。前日の米国株市場ではシティグループやゴールドマン・サックスなど大手金融株は高安まちまちだったが、ここ米長期金利の低下傾向が続いており、これが同社株などメガバンクには逆風となっている。前日の米10年債利回りは終値ベースで2.91%台まで低下しており、米国事業での運用利ザヤ拡大期待が後退している。

■三信電気 <8150>  1,931円  -26 円 (-1.3%)  11:30現在
 三信電気<8150>は反落している。同社が11日までに実施した自社株のTOBに対して、旧村上ファンド関係者が運営するC&Iホールディングス(東京都渋谷区)らが応募したことが判明しており、「物言う株主」の保有割合減少で株主還元への期待感が薄らいだとの見方が強まっているようだ。18日の取引終了後に財務省に提出された変更報告書によると、三信電気が実施した自社株のTOBに対して、C&Iホールディングスや共同保有者のオフィスサポート(東京都渋谷区)らは保有する株式全てについて応募し、そのうち一部を残して買い付けられたという。決済は7月3日だが、保有割合は直近の38.92%から半減する見通しだ。

■KeyHolder <4712>  184円  +50 円 (+37.3%) ストップ高   11:30現在
 KeyHolder<4712>に投機資金が集中。26週移動平均線を足場に一気に上放れてきた。同社はアミューズメント施設運営のほか、パチスロ機器などのレンタルも行っている。18日取引終了後、秋元康氏の特別顧問就任が決定したことを発表。また、秋元康氏、Y&N Brothers(東京都千代田区)、A.M.Entertainment(東京都渋谷区)らとエンターテインメントコンテンツの企画・開発・制作事業を行う合弁会社を設立するほか、仮想ライブ空間「SHOWROOM」を運営するSHOWROOM(東京都渋谷区)と広告・プロモーション・企画などで業務提携することも発表しており、業容拡大に向けた積極的な動きを評価する買いを呼び込んでいる。

■明治機械 <6334>  399円  +76 円 (+23.5%) 一時ストップ高   11:30現在
 明治機械 <6334> [東証2]が一時ストップ高。18日大引け後、同社が昨年11月に販売を開始した接着架台工法「エスノンホール」の技術をもとに、東洋アルミニウムが販売する超軽量太陽光パネル「HANEモジュール」を支える架台を共同開発すると発表しており、これを好感する買いが殺到した。超軽量太陽光パネル「HANEモジュール」と「接着架台工法」を組合せることにより、今まで屋根荷重の懸念により設置をあきらめていた屋根への設置を可能とする。また、屋根に穴を開けない接着工法の採用することで、従来の施工方法では設置できない数多くの屋根への設置を可能とした仕様となっている。年内に販売を開始する予定で、中期的な事業規模として年間売上高10億円を目標としている。

■やまねメディカル <2144>  799円  +100 円 (+14.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 やまねメディカル<2144>はストップ高カイ気配。18日の取引終了後、暗号通貨(高度な暗号技術を用いる仮想通貨)発行を伴う新事業をスタートさせ、成長第3ステージの主力事業に位置づけると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。これに伴い同社では、暗号通貨推進室、暗号通貨研究室、全社横断的な暗号通貨事業推進会議を組成して社内体制を整備した。また同時に、金融庁と事前協議(事前審査を含む)を開始しており、新事業の詳細については金融庁との協議を踏まえた上で改めて発表するとした。

■レントラックス <6045>  799円  +70 円 (+9.6%)  11:30現在
 レントラクス <6045> [東証M]が続急伸。同社はインターネット成果報酬型広告サービスや検索連動型広告代行を手掛ける。18日大引け後に発表した5月の売上高が前年同月比18.5%増の7.9億円に拡大したことが買い材料視された。月次ベースの売上高は2月以来3ヵ月ぶりに前年実績を上回った。また、成果報酬型広告サービス事業におけるパートナーサイト(広告掲載媒体)の運営者数も前月比392人増の2万5840人に伸びている。

■サイオス <3744>  1,152円  +75 円 (+7.0%)  11:30現在
 サイオス<3744>は大幅高で6月13日につけた年初来高値1114円を払拭し約1年5カ月ぶりの高値圏に浮上した。リナックスを活用したシステムインテグレーションに強みを持ち、人工知能(AI)開発に意欲的に取り組んでいる。オープンソースソリューションをはじめ、クラウドコンピューティング、ビッグデータ分析、フィンテック、アプリケーションプログラミングなど幅広く展開。エピゲノムの情報解析分野にも踏み込み、提携によりエピゲノムのクラウドプラットフォーム構築も進めている。上場時の2004年に4400円(分割修正値)の高値をつけており、極めて天井も高い。

■シェアテク <3989>  3,705円  +225 円 (+6.5%)  11:30現在
 シェアリングテクノロジー<3989>が急反発。18日の取引終了後、同日発生した大阪府北部を震源とする地震の直後から、同社が運営する生活関連サービスサイトの一部ジャンルで、今回の地震に関すると思われる問い合わせが増加していると発表しており、これが材料視されている。問い合わせが増加しているのはガラス修理や雨漏り、カギ修理などで、一部の窓口では電話がつながりにくくなっているという。なお、会社側では、今回の問い合わせの増加と地震との因果関係を明確に確認しているわけではないとしている。

●ストップ高銘柄
 窪田製薬HD <4596>  451円  +80 円 (+21.6%) ストップ高   11:30現在
 Olympicグループ <8289>  871円  +150 円 (+20.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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