【市況】明日の株式相場見通し=FOMCの結果を織り込む展開、円高進行には警戒感も
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうは、外国為替市場で一時1ドル=110円後半へと円安・ドル高が進行したことが支えとなって、日経平均は3日続伸した。ただ、心理的フシ目とされる2万3000円に接近すると利益確定売りが出やすい上値の重い推移となった。あすは、FOMCの結果を織り込んだ後も、ECB理事会が控えていることもあり、後場は様子見姿勢が強まりそうだ」との見方が出ていた。
13日の東京株式市場は買い優勢の地合い。日経平均2万3000円近辺では売り圧力も意識されたが、目先筋の利食い売りをこなし終始堅調に推移した。日経平均株価終値は、前日比88円03銭高の2万2966円38銭と3日続伸した。
日程面では、日銀金融政策決定会合(15日まで)、5月の首都圏新規マンション発売に注目。海外では、欧州中央銀行(ECB)理事会、米5月の小売売上高、中国5月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資、サッカーワールドカップ・ロシア大会開幕(7月15日まで)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)