【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 スマバ、伊藤園、理研グリン (6月1日大引け後 発表分)

　6月1日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　スマバ <9417> [ＪＱ]　★東証2部上場と創業90周年記念配当を実施
　◆東証が同社を22日付で東証2部へ市場変更すると発表。これを受け、従来計画の普通配当6.25円に、東証2部上場と創業90周年記念配当3.75円を上積みする形で、18年6月期の期末一括配当を従来計画の6.25円→10円に大幅増額修正した。
　　併せて、6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。
　　一方、50万株の公募増資と上限10万8400株の第三者割当増資を実施するほか、既存株主による22万3000株の株式売り出しを行う。

　伊藤園 <2593> 　　★今期経常は5％増で12期ぶり最高益更新へ
　◆18年4月期の連結経常利益は前の期比0.4％減の214億円で着地。続く19年4月期は前期比4.9％増の225億円に伸び、12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。前期は主力のリーフ・ドリンク事業、タリーズコーヒーを展開する飲食事業ともに増収・営業増益を確保したものの、為替差損益の悪化が響き、経常利益は微減益となった。今期は「お～いお茶」をはじめとする飲料のブランドを強化するほか、簡便性商品を中心としたリーフ製品の販売拡大を目指す。
　　併せて、発行済み株式数の0.25％にあたる22万株(金額で10億円)を上限とする自社株買いの実施を発表。

　理研グリン <9992> [ＪＱ]　　★今期最終を47％上方修正
　◆18年10月期の連結最終利益を従来予想の1億9000万円→2億8000万円に47.4％上方修正。親会社株式の売却に伴い、売却益が発生することが最終利益を押し上げる。

株探ニュース