【市況】明日の株式相場見通し=海外動向に翻弄される地合い、買い見送り姿勢継続
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「イタリア・ショックによって、きょうの日経平均は、心理的フシ目の2万2000円を一時割り込む場面もあった。チャート面でも75日や13週の移動平均線が急接近しており、これらを割り込むと調整が長引く可能性もある。21日には一時、1ドル=111円台前半まで進行していた円安・ドル高が、30日には一時、1ドル=108円台前半まで反転してきたことの影響は大きい。市場でもてはやされてきたゴルディロックス(適温)相場の環境が大きく揺らいでいることは確か」との見方が出ていた。
日程面では、印刷および集客支援のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」を中心とした印刷事業、物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」を中心とした運送事業など、産業ごとのシェアリングプラットフォームの創出を手掛けるラクスル<4384>が東証マザーズ市場に新規上場する。
このほかでは、4月の鉱工業生産指数・住宅着工統計、4月の建設機械出荷額に注目。海外では、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議、中国5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)、5月のユーロ圏消費者物価、4月のユーロ圏失業率、米4月の個人消費支出が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
最終更新日:2018年05月30日 18時01分