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【市況】<マ-ケット日報> 2018年5月17日

 17日の市場は日経平均が3日ぶりに反発。終値は前日比121円高の2万2838円だった。前日の米株高や円安基調の維持を好感して終日堅調に推移。小口ながら外国人からと見られる買いも入っていた。日経平均は昨日の下げを1日で埋めて再び2万3000円の大台へ向けた動きを取り戻している。

 昨日の米国市場は小売株中心に買いが広がりダウ平均は反発した。この日発表した百貨店大手の決算が市場予想を上回ったことで同セクターが軒並み高。昨日に200ドル近く下げたことで全体も押し目買いが入りやすかった。小型株で構成される指数ラッセル2000が過去最高値を更新。ドル高、金利高が上値をやや重くさせてはいるが、好調なファンダメンタルズに沿った株高基調に変化はなさそうだ。

 さて、東京市場も米国株の動きに乗って日経平均が寄り付きから100円を超える上げでスタート。その後もコツコツとした外国人からと見られる買いが続き緩やかに上げ幅を広げる展開となった。寄り前に発表された機械受注統計では4-6月も好調な受注が続く見通しで機械株が上昇。米金利上昇で利ザヤ改善期待から金融株にも買いが入るなど、局地戦ながらもそこそこの賑わいを見せている。チャート面では4月以来、一貫して10日移動平均線がサポートする上昇基調となっており、足元の円安基調と合わせ、日経平均が近いうちに2万3000円を取りに行く可能性は高そうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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