【市況】明日の株式相場見通し=手掛かり材料難で買い控え、1-3月期GDP速報値を注視
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうは、後場に入って外国為替市場で円安・ドル高が進行したにも関わらず、日経平均はジリジリと下落幅を広げる推移となった。好業績見通しを手掛かり材料に、きのうまで全体相場のリード役を果たしてきた主力銘柄のいくつかが、利益確定売りで反落に転じた。全体相場は、3月下旬以降ほぼ一本調子で上昇してきただけに、決算発表一巡をきっかけに一服場面となる可能性もある」との見方が出ていた。
15日の東京株式市場は、上昇が続く米株市場に追随して高く始まったものの、買いが続かず日経平均株価は徐々に軟化する展開となった。日経平均株価終値は、前日比47円84銭安の2万2818円02銭と4日ぶり反落した。
日程面では、1~3月期の国内総生産(GDP)速報値に注目。海外では、米4月の住宅着工・完工件数、米4月の鉱工業生産・設備稼働率、中国4月の主要70都市新築住宅価格動向、5月の国際エネルギー機関(IEA)石油市場月報が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)