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【材料】クラレが後場プラスに急浮上、自社株買いと第1四半期増収増益を好感

クラレ <日足> 「株探」多機能チャートより
 クラレ<3405>が後場プラス圏に急浮上している。午後1時ごろ、上限を220万株(発行済み株数の0.63%)、または40億円とする自社株買いを発表しており、これを好感した買いが入っている。株主還元の強化および資本効率の向上を図るとともに、将来の機動的な資本政策を可能とするためとしている。

 同時に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高1491億5800万円(前年同期比18.1%増)、営業利益233億円(同2.3%増)、純利益157億2500万円(同3.0%増)だった。ポバール樹脂や光学用ポバールフィルム、PVBフィルムなどが伸長したものの、原料価格の上昇を受けビニルアセテート事業は減益を余儀なくされたが、米カルゴン・カーボン社の貢献で機能材料事業は好調に推移し、増益を確保した。

 なお、18年12月期通期業績予想は、売上高のみ5400億円から6100億円(前期比17.7%増)へ上方修正し、営業利益は770億円(同0.8%増)、純利益は490億円(同10.0%減)で据え置いている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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