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【材料】品川リフラクトリーズ--18年3月期業績はやや減収・減益も、期末配当増額に加え、2019年3月期からの中期経営計画を発表

品川リフラ <日足> 「株探」多機能チャートより

 



品川リフラクトリーズ<5351>は10日、2018年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比0.9%減の1,027.49億円、営業利益が同4.7%減の60.49億円、経常利益が同0.7%減の63.22億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.1%減の34.19億円となった。

当期の連結成績について、粗鋼生産が堅調に推移したことに加えてセラミックファイバー製品の売上が好調であったことから、耐火物及び関連製品の売上は増加したが、一方で前期においてコークス炉大型建設工事の売上を計上したエンジニアリングの売上が減少したため、減収となった。損益面では、高付加価値セラミックファイバーの売上増加等の増益要因があったが、中国産耐火物原料の価格急騰により、鉄鋼向を中心とした耐火物の価格スプレッドが大幅に縮小したことから、営業利益は減益となった。

なお、18年3月期の期末配当金の予想を1株当たり35.00円から 1株当たり45.00円とすることを発表した。17年10月1日付で実施した10株を1株とする株式併合を踏まえて、第2四半期末の配当金を換算した後の当期の年間配当金の合計額は、1株当り80.00円となる。
2019年3月期通期については、売上高が前期比11.9%増の1,150.00億円、営業利益が同22.3%増の74.00億円、経常利益が同18.6%増の75.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同31.6%増の45.00億円としている。

中期経営計画の最終年度にあたる2020年度においては、売上高1,230.00億円、ROS8%を目標にしている。

《MW》

 提供:フィスコ

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