【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 アウトソシン、ヤマハ、ヤマトHD (1日大引け後 発表分)
アウトソシン <日足> 「株探」多機能チャートより
1日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
アウトソシン <2427> ★1-3月期(1Q)税引き前は56%増益で着地
◆18年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前利益は前年同期比56.2%増の19.3億円に拡大して着地。労働者派遣法の改正に伴う期間工から派遣活用への転換ニーズを取り込み、国内製造系アウトソーシング事業が収益が急拡大したことが寄与。輸送機器やIT関連向け国内技術系分野の業績が好調だったことなども大幅増益に貢献した。
上期計画の32億円に対する進捗率は60.5%に達しており、業績上振れが期待される。
ティーガイア <3738> ★今期経常は30%増で3期ぶり最高益、18円増配へ
◆18年3月期の連結経常利益は前の期比7.4%増の153億円に伸びて着地。続く19年3月期も前期比30.4%増の200億円に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力のモバイル事業で携帯電話の販売台数が減少するものの生産性向上などで補い、営業増益を確保する。昨年12月に子会社化したクオカード社の買収効果も利益拡大に貢献する見通し。
業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比18円増の73円に増配する方針とした。
エーワン精密 <6156> [JQ] ★今期配当を10円増額修正、期末配当利回り2.8%に上昇
◆18年6月期の期末一括配当を従来計画の60円→70円(前期は60円)に増額修正した。堅調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。期末配当利回りは2.79%に上昇し、配当取りを狙う買いが期待される。
ヤマハ <7951> ★今期経常は12%増で15期ぶり最高益、4円増配へ
◆18年3月期の連結経常利益は前の期比9.6%増の492億円で着地。続く19年3月期も前期比11.7%増の550億円に伸び、15期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。電子楽器新製品の市場浸透の進捗で主力の楽器事業が先進国で回復基調にあるほか、中国市場での高成長も続く。FA機器や自動車内装部品の販売も伸長する見込み。なお、想定為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=125円に設定した。
業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比4円増の60円に増配する方針とした。
併せて、発行済み株式数の2.89%にあたる570万株の自社株を消却すると発表。
ヤマトHD <9064> ★前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は61%増益、1円増配へ
◆18年3月期の連結経常利益は前の期比3.4%増の360億円と従来予想の310億円を上回り、減益予想から一転増益で着地。続く19年3月期も前期比60.7%増の580億円に拡大する見通しとなった。今期も宅急便の総量コントロールを継続し取扱個数は減少するものの、値上げの浸透や外部委託を中心とするコスト削減などが寄与し、大幅増益を達成する計画。
併せて、今期の年間配当は前期比1円増の28円に増配する方針とした。
よみランド <9671> ★前期経常を65%上方修正
◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の15.6億円→25.6億円に64.6%上方修正。減益率が40.5%減→2.0%減に縮小する見通しとなった。公営競技部門の業績が好調だったことに加え、経費削減が進んだことなどが上振れの要因となった。
株探ニュース