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【通貨】欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米6月利上げを見極め

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

1日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想したい。米長期金利が国債増発観測などから底堅く推移するなか、ドル買いに振れやすい見通し。ただ、今晩から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)で目先の金融政策を見極めようと、積極的なドル買いは手控えられそうだ。

前日の海外市場では、独・4月消費者物価指数(CPI)の低調な内容を背景にとしたユーロ売りでドル選好地合いとなったが、ドル・円は直近の高値付近である109円半ばで上値が抑えられた。引き続き109円付近は押し目買い、109円半ばは利益確定売りで、109円前半で方向感の乏しいレンジ取引の様相だ。本日のアジア市場では、東京が連休の谷間で、メーデー休場のところも多く、小動きとなった。今晩の欧米市場でも、欧州の一部がメーデー休場となり、米FOMCが始まることから、見極めムードが広がり、動きは限定的になりそうだ。

そうしたなか、米経済指標の発表では4月ISM製造業景況指数が材料視される。4月19日に発表された前哨戦のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は堅調な内容だった反面、同26日の3月耐久財受注は弱く、ISM製造業指数は予想しづらい状況だが、やや鈍化が見込まれている。ドル・円は心理的節目の110円が視野に入りながらも、上値は重そうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・4月製造業PMI(予想:54.8、3月:55.1)
・17:30 英・3月住宅ローン承認件数(中銀)(予想:6.3万件、2月:6.39万件)
・21:30 カナダ・2月GDP(前月比予想:+0.3%、1月:-0.1%)
・22:45 米・4月製造業PMI改定値(予想:56.5、速報値:56.5)
・23:00 米・4月ISM製造業景況指数(予想:58.4、3月:59.3)
・23:00 米・3月建設支出(前月比予想:+0.5%、2月:+0.1%)
・米連邦公開市場委員会(FOMC)(2日まで)
・メーデーで休場:独、仏、ブラジルなど

《FA》

 提供:フィスコ

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