【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 IGポート、北の達人、SHIFT (13日大引け後 発表分)
IGポート <日足> 「株探」多機能チャートより
13日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
IGポート <3791> [JQ] ★6-2月期(3Q累計)経常が3倍増益、対通期98%進捗
◆18年5月期第3四半期累計(17年6月-18年2月)の連結経常利益は前年同期比3.0倍の5億9600万円に急拡大して着地。海外販売が好調だった「魔法使いの嫁」のほか、「黒子のバスケ」「進撃の巨人」などの版権収入が拡大したことが寄与。出版事業で「魔法使いの嫁」などのコミック本が大きく伸びたことも大幅増益に貢献した。
通期計画の6億1000万円に対する進捗率は97.7%に達しており、業績上振れが期待される。
ファマライズ <2796> ★6-2月期(3Q累計)経常が4.9倍増益、通期計画に到達
◆18年5月期第3四半期累計(17年6月-18年2月)の連結経常利益は前年同期比4.9倍の8.9億円に急拡大して着地。前年同期以降に新規開設した調剤薬局やM&A効果などが寄与し、7.9%の増収を達成。処方せんの枚数が増えたことに加え、処方せん単価が上昇したことも増益に大きく貢献した。
第3四半期実績がすでに通期計画の8.9億円に達しており、業績上振れが期待される。
北の達人 <2930> ★今期経常は73%増で3期連続最高益、実質65%増配
◆18年2月期の経常利益(非連結)は前の期比2.6倍の14億円に伸びて着地。続く19年2月期も前期比73.2%増の24.3億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は新商品を多数投入したうえ、集客体制の強化や広告の自社運用化も奏功し、大幅増収増益を達成した。今期は広告効果の分析力を高めるとともに、顧客満足度の高い独自商品の開発を進める。
業績好調に伴い、今期の年間配当は3.6円とし、前期の株式分割を考慮した実質配当は65.1%増配とする方針とした。
eBASE <3835> ★前期経常最高益予想を18%上乗せ
◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の8.3億円→9.7億円に17.7%上方修正。増益率が1.8%増→19.9%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の商品情報データベースソフトが食品、非食品ともに販売が増加したうえ、クラウドサービスも好調だった。稼働工数の増加や単価上昇を背景に、IT受託開発事業の収益が想定以上に伸びたことも上振れの要因となった。
SHIFT <3697> [東証M] ★今期経常最高益予想を22%上乗せ
◆18年8月期上期(17年9月-18年2月)の連結経常利益は前年同期比5.7倍の5.6億円に急拡大し、従来予想の4億円を上回って着地。注力業界である金融や流通向けのソフトウエアテストの受注が拡大したことが寄与。ゲームメーカー向けデバッグ業務やカスタマーサポートの受託が伸びたことも増益に貢献した。
業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の9億円→11億円に22.2%上方修正。増益率が2.0倍→2.5倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
シンメンテ <6086> [東証M] ★今期経常は50%増で4期連続最高益、4円増配へ
◆18年2月期の連結経常利益は前の期非連結比29.8%増の3億3500万円で着地。続く19年2月期は前期比50.4%増の5億0400万円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は昨年9月に子会社化したテスコの通期寄与などで、35.1%の大幅増収を見込む。トータルメンテナンスサービスの付加価値を高め、受注拡大を目指す。
併せて、前期の年間配当を12円→14円に増額し、今期も前期比4円増の18円に増配する方針とした。
ADプラズマ <6668> [東証2] ★今期経常最高益予想を9%上乗せ
◆18年8月期上期(17年9月-18年2月)の連結経常利益は前年同期比48.9%増の9.3億円に拡大して着地。スマートフォンなどの成膜装置メーカーや半導体製造装置メーカー向けに高周波電源の受注が大きく伸びたことが寄与。
業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の15.6億円→17.1億円に9.1%上方修正。増益率が3.7%増→13.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は1月に続き、2回目となる。
株探ニュース