【市況】来週の株式相場見通し=日米首脳会談巡り波乱展開も、米企業決算にも注目
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「来週は、貿易・外交政策を巡るトランプ米大統領の発言や、日米首脳会談の内容を警戒しながらの相場展開となりそうだ。特に日本への通商政策で何を要求してくるかに関心が集まる。また、米主要企業の18年1~3月期の決算発表が本格化することから、その動向も注目だ。さらに、国内では、『森友学園』や『加計学園』、防衛省の日報問題など、政権の不祥事が相次ぐなかで、重要法案審議や経済政策の遅れも指摘されており、安倍内閣のさらなる支持率低下なども懸念される」との見方が出ていた。
日程面では、3月の首都圏新規マンション発売(16日)、安倍首相が訪米し日米首脳会談(17~20日)、3月の貿易統計(18日)、3月の消費者物価指数、2月の第3次産業活動指数、3月のコンビニエンスストア売上高(20日)に注目。
海外では、米3月の小売売上高、米4月のNY連銀製造業景況指数(16日)、中国1~3月期GDP、中国3月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資、米3月の住宅着工件数、米3月の鉱工業生産・設備稼働率(17日)、米3月のCB景気先行総合指数(19日)、G20(主要20カ国)財務大臣・中央銀行総裁会議(20日)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)