【材料】エスプール---1Qは大幅な増収増益、各セグメントが好調に推移
エスプール <日足> 「株探」多機能チャートより
エスプール<2471>は3日、2018年11月期第1四半期連結決算を発表した。売上高が前年同期比30.7%増の32.12億円、営業利益が同255.6%増の1.66億円、経常利益が同281.7%増の1.73億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同221.2%増の1.08億円となった。
ビジネスソリューション事業の売上高は前年同期比28.6%増の9.82億円、営業利益は同153.7%増の1.86億円となった。2018年4月の障害者雇用促進法の改正を控え、障がい者の雇用義務拡大に対応するための障がい者雇用支援サービスへの新規参画が大きく増加した。一方で、2017年11月末に撤退したスマートメーター設置業務の売上が減少している。損益面では、相対的に利益率の高い障がい者雇用支援サービスの増収効果によりセグメントの営業利益率が改善した。
人材ソリューション事業の売上高は前年同期比33.8%増の22.72億円、営業利益は同42.2%増の2.03億円となった。企業の人材不足感が継続しており、主力のコールセンター業務、特に複数拠点を展開している首都圏や九州のヘルプデスクやサービスセンター業務のコールセンターにおいて売上が増加している。損益面においては、社会保険料負担の増加等により売上総利益率が若干低下したほか、拠点数の増加や業容拡大に対応した組織面の強化により人件費を中心に販売費及び一般管理費が増加しているが、増収効果により営業利益は増加した。
2018年11月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比16.2%増の135.87億円、営業利益が同20.7%増の8.14億円、経常利益が同16.7%増の8.02億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.7%増の4.68億円とする期初計画を据え置いている。
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提供:フィスコ