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【経済】5Gで新たに1兆円の市場、通信会社に恩恵、SMBC日興証券(花田浩菜)

NTTドコモ <日足> 「株探」多機能チャートより

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

3/23付の「DailyOutlook」では、5Gの通信インフラ関連銘柄について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『「高信頼・超低遅延・多数同時接続」などが実現される5G(第5世代移動通信システム)によって、製造業やサービス業において新たな需要やサービスの立ち上がりが期待される』と伝えています。

続けて、特に、インフラ面で中核となる通信業界では5Gが普及・定着する2025~2030年に、大きな通信市場が形成される可能性があることを挙げ、『最大の利用者と目されるコネクテッドカー(インターネットと接続し情報を処理できる車)や自動運転自動車で、現在の日本の保有自動車台数の3~5割に相当する2,500~4,000万台の自動車が、5G・IoT(なんでもインターネット接続)サービスと高速大容量のデータ通信サービスを契約した場合、業界全体で通信収入が6,000億~9,600億円発生する可能性がある』と試算しています。

さらに、『5Gへの移行により、基地局建設などの通信工事需要の増加が見込まれる。5G関連工事は20/3期より徐々に増え、22/3期以降本格的な工事増加が予想される。通信工事では、NTT系の通信工事会社が恩恵を享受する可能性が高い。なお、5G関連工事増の一方、4G関連工事が減少し、設備投資総額は横ばいとなる可能性や、通信会社が投資負担を抑制するため設備の共用化を進める場合、工事量が想定ほど増加しない状況も想定される』とまとめています。

最後にレポートでは、『主な5Gの通信インフラ関連銘柄』を紹介しています。具体的にはNTTドコモ<9437>やソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>など全6銘柄が挙げられていますので、詳しくは3/23付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

 提供:フィスコ

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