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【市況】米国株見通し:トランプ政権の先行き懸念再燃も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2697.75(-20.50) (20:05現在)
ナスダック100先物 6800.50(-83.50) (20:05現在)

20:05時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は軟調に推移している。また、NYダウは190ドル安程度で推移。欧州市場は全般軟調に推移している。原油相場は小幅に下落して推移。この流れを受けて、22日の米株式市場は売り先行でのスタートになりそうだ。

21日の米株式市場は下落。注目のFOMCでは大方の予想通り、政策金利が引き上げられたほか、パウエル議長は18年の利上げ見通しを維持した。発表後に一時上昇したものの、引けにかけて上げ幅を縮小し下落に転じている。

グローベックスの弱い流れを受けて、波乱の展開が警戒されそうである。なお、米東部ペンシルベニア州で今月13日に行われた連邦下院補欠選挙で勝利を宣言していた民主党のコナー・ラム候補は21日、共和党の対立候補、リック・サッコーン氏が敗北を認めたと明らかにしたと報じられており、トランプ大統領に打撃となる。また、トランプ大統領は「選挙で勝利した件で祝意を伝えるため、プーチン大統領に電話したとツイート。側近の助言を無視したと伝えられるなか、トランプ政権への不透明感が高まりそうである。

経済指標は、先週分新規失業保険申請件数、1月FHFA住宅価格指数、3月製造業PMI速報値、3月サービス業PMI速報値、2月景気先行指数などの発表が予定されている。

《KK》

 提供:フィスコ

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