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【材料】システム ディ---1Qは2ケタ増収、新規2事業(公教育・公会計)の進展に加え、ストックビジネスが拡大

システムディ <日足> 「株探」多機能チャートより

システム ディ<3804>は19日、2018年10月期第1四半期(17年11月-18年1月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比39.5%増の5.31億円、営業損失は1.54億円(前年同期は2.40億円の損失)、経常損失が1.55億円(同2.42億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が1.13億円(同2.00憶円の損失)となった。

学園ソリューション事業は、「キャンパスプラン.NET Framework」が引き続きユーザの高い支持を得て、安定した売上、営業利益を確保した。また、将来を見据えた次世代システムの開発にも意欲的に取り組んでいる。

会員・会費管理システム『Hello』を展開しているウェルネスソリューション事業は、大手フィットネスクラブ向けカスタマイズ案件を引き続き手掛けているとともに、フィットネス関連施設以外の市場も含めた新規案件の受注が拡大している。

民間企業や学校法人向けに、コンプライアンス、ガバナンス支援ソフトとして「規程管理システム」及び「契約書作成・管理システム」を提供するソフトエンジニアリング事業は、高機能かつコストパフォーマンスに優れたこれらのソフトが市場で高い評価を受け、年々着実に業績を伸ばしている。

新規事業の公立小中高校向け校務支援システム「School Engine」を提供している公教育ソリューション事業は、同社がトップシェアを占める都道府県向け案件に加えて、市町村向け案件の引き合いが大幅に増加し、当第1四半期においても複数の市町村で運用を開始している。

公共向け新規事業の公会計ソリューション事業は、公会計ソフトウェアのデファクトスタンダードとなった地方公会計パッケージソフト「PPP(トリプル・ピー) Ver.5 新統一基準対応版」が、府・県・政令市・特別区などの大規模自治体をはじめ、公営企業などを含めて多くの市町村自治体・公共団体に導入され、圧倒的なシェアを獲得している。

保険薬局向け事業を営んでいるシンクは、引き続き保守サポート収入を安定的に確保した。

2018年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.3%減の33.39億円、営業利益が同9.2%増の3.83億円、経常利益が同9.8%増の3.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.7%増の2.56億円とする期初計画を据え置いている。

《MW》

 提供:フィスコ

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