【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):高見サイ、アイエスビー、アバール
アイエスビー <日足> 「株探」多機能チャートより
高見沢サイバネティックス <6424> [JQ]がストップ高に買われ、昨年来高値を更新した。東日本旅客鉄道 <9020> が6日、ホームドア整備のペースアップを図り、2032年度末をメドに東京圏在来線の主要路線全330駅に整備すると発表。これを受けて、ホームドアの製造を手掛ける同社に業績拡大を期待する買いが殺到した。
■NEW ART <7638> 35円 +4 円 (+12.9%) 本日終値
NEW ART <7638> [JQ]が急騰。6日、香港子会社がICO(仮想通貨を利用した資金調達)を実施すると発表しており、新たな資金調達による事業拡大に期待する買いが向かった。同社は3月15日から6月20日を販売期間として、ICOにおける新規発行トークン「ニューアートコイン」の販売を始める。調達資金は最大150億円で、宝石店・エステ店の新規出店、企業との事業提携・買収資金、ブロックチェーンによるダイヤモンド取引プラットフォームの開発、マイニングマシンの調達、仮想通貨プラットフォームの開発に充てるとしている。
■アイ・エス・ビー <9702> 1,690円 +152 円 (+9.9%) 本日終値 東証1部 上昇率トップ
アイ・エス・ビー<9702>が大幅高。ソフト開発会社で携帯電話向けに優位性をもつほか、車載向や医療向けでも実績が高い。本業のもうけを示す営業利益は倍増近い伸びを示した17年12月期に続き、18年12月期も前期比2割増の7億2000万円と伸びが続く。920MHz帯の通信規格「Wi-SUN」を用いるM2M向けの情報収集システム「dataSamplr」を開発・販売しており、技術力の高さに定評がある。5G活用の基地局開発に絡む案件を手掛けており、物色テーマとなっている5G関連の一角として注目されている。
■アバールデータ <6918> 3,015円 +143 円 (+5.0%) 本日終値
アバールデータ<6918>が続急伸。半導体製造装置向けモジュールメーカーで、世界的に旺盛な半導体需要を背景に業績は好調、18年3月期は営業利益段階で前期比19%増の10億8000万を見込む。世界の通信機器メーカーや通信事業者が5Gの商用化を20年から19年へ1年前倒しする計画にあるなか、5Gのインフラ整備に伴い、高速画像処理技術を手掛ける同社は大きくビジネスチャンスが広がることになる。5G関連株が人気化するなか見直し買いが急となっている。
■エヌジェイ <9421> 3,610円 +155 円 (+4.5%) 本日終値
6日、エヌジェイホールディングス <9421> [JQ]が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。
■ブロードバンドタワー <3776> 193円 +7 円 (+3.8%) 本日終値
ブロードバンドタワー<3776>が続伸。同社は6日、米デルの日本法人とEMCジャパン(東京都渋谷区)が開発・製造を行うNASストレージシリーズの第6世代製品「Dell EMC Isilon Generation 6」の販売・サポートで協力すると発表。BBタワーは、メディア制作や配信ビジネス、製造、建設コンサルタント、保険・証券・金融のフィンテック分野など、事業の特性によって日々増大する大量のデータを利用・保持する業界を念頭に、「Dell EMC Isilon Generation 6」を、構築・運用・保守サービスとともに提供するとしている。
■新川 <6274> 1,273円 +43 円 (+3.5%) 本日終値
新川 <6274> が続伸。世界最大級の資産運用会社である米ブラックロック・ジャパンが6日付で財務省に大量保有報告書(5%ルール報告書)を提出。報告書によると、ブラックロックと共同保有者の同社株式保有比率は5.26%となり、新たに5%を超えたことが判明した。これを受けて、需給思惑などから買いが先行したようだ。
■アスラポート <3069> 628円 +20 円 (+3.3%) 本日終値
アスラポート・ダイニング<3069>が大幅高。「牛角」「どさん子」などをはじめとする外食フランチャイズを展開しており、M&A戦略を前面に押し出し業容拡大路線をまい進、13年3月期以降、大幅営業増益を続ける外食産業の勝ち組銘柄として注目度が高い。増勢の一途をたどる訪日客の需要取り込みにも布石を打つほか、株主優待の提供回数を年1回から年2回に変更し、内容も大幅に充実させるなど株主還元にも手厚い。
■構造計画研究所 <4748> 2,311円 +51 円 (+2.3%) 本日終値
構造計画研究所<4748>が大幅続伸し、昨年来高値を更新した。レノボ・エンタープライズソリューションズ(東京都千代田区)は6日、HPC/AI向けプラットフォームソリューションの拡充などを発表。このなかで、構造計画が出資しているGDEPソリューションズ(東京都文京区)との協業を開始するとしていることが思惑買いにつながっているようだ。これについてGDEPソリューションズは、レノボがAI(人工知能)向けプラットフォームの提供開始にあたり、構造計画による機械学習コンサルティングも含め顧客への導入支援で協業できることを歓迎するとコメントしている。
■大丸エナウィン <9818> 822円 +12 円 (+1.5%) 本日終値
6日、大丸エナウィン <9818> [東証2]が発行済み株式数(自社株を除く)の0.91%にあたる7万株(金額で5670万円)を上限に、7日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。
●ストップ高銘柄
ナビタス <6276> 852円 +150 円 (+21.4%) ストップ高 本日終値
ASJ <2351> 1,722円 +300 円 (+21.1%) ストップ高 本日終値
スパンクリト <5277> 546円 +80 円 (+17.2%) ストップ高 本日終値
免疫生物研究所 <4570> 1,133円 +150 円 (+15.3%) ストップ高 本日終値
総医研ホールディングス <2385> 784円 +100 円 (+14.6%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
石川製作所 <6208> 2,464円 -500 円 (-16.9%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース