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【市況】米国株見通し:FOMC議事要旨受けた市場反応見極めへ

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2709.50(-4.50) (17:50現在)
ナスダック100先物 6788.75(-1.75) (17:50現在)

17:50時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小安く推移している。また、NYダウは48ドル安程度で推移。欧州市場は全般小幅に下落して推移している。原油相場は下落して推移している。この流れを受けて、21日の米株式市場は売りが先行することになりそうだ。

20日の米株式市場は小売大手のウォルマートの決算が嫌気されたほか、長期金利の上昇等を受けて利益確定の流れが強まった。ただし、半導体関連などは全般堅調に推移していた。

市場の関心は連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表となり、そこで3月の利上げが確実視され、さらに年間の利上げ回数が3回の見通しから4回に変わる可能性もある。長期金利が急上昇する局面でのVIX指数を含めた市場の反応が注目されよう。また、金融株の上昇といったプラス面を評価した物色に向かうかが注目されるほか、足元でリバウンドをみせてきている半導体関連への物色が続くようだと、センチメントを明るくさせよう。また、利上げ加速への思惑から金利上昇となった場合、VIX指数の波乱がなければ、一先ず月初のVIX指数に絡んだデリバティブの影響は一巡する可能性はありそうだ。

《KK》

 提供:フィスコ

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