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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:アエリア、トレンド、エムスリー

アエリア <日足> 「株探」多機能チャートより
■アエリア <3758>  1,856円  +343 円 (+22.7%)  11:30現在
 15日、アエリア <3758> [JQ]が決算を発表。17年12月期の連結経常損益は27.6億円の黒字(前の期は14.2億円の赤字)に浮上したものの、従来計画の36億円の黒字を下回って着地。続く18年12月期の同利益は前期比44.9%増の40億円に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期下振れはコンテンツ事業で回収代行手数料や広告宣伝費が増加したことが要因。今期はスマートフォン向けゲーム「A3!」の好調継続や不動産関連会社の買収効果などが寄与し、44.9%の大幅増収を見込む。

■SHIFT <3697>  4,255円  +440 円 (+11.5%)  11:30現在
 SHIFT<3697>が連日の大幅高となっている。14日に子会社SHIFT SECURITYが、最先端セキュリティー技術の研究・開発とセキュリティーサービスを手掛けるビットフォレスト(東京都千代田区)と業務提携したと発表しており、引き続きこれを材料視した買いが入っている。今回の提携は、両社が互いの強みを最大限に生かし、より多くの企業に低コストで高品質なサービスを提供することが目的という。また、提携により両社は共同で、企業におけるセキュリティー診断・検査の内製化における課題解決と、推進を支援するセキュリティー診断内製化を支援するパッケージ「VAndS(バンズ)」の提供を3月上旬より開始するとしており、業績への貢献が期待されている。

■トレンドマイクロ <4704>  6,030円  +570 円 (+10.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 トレンドマイクロ <4704> が続急騰。同社は15日に決算を発表。17年12月期の連結経常利益は前の期比5.4%増の370億円になり、続く18年12月期も前期比10.2%増の408億円に伸び、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期は企業向けクラウド関連や標的型攻撃対策関連などの売上が拡大したほか、買収した米TippingPointの業績貢献も収益を押し上げた。今期も世界的なセキュリティ意識の高まりを背景に、欧州を中心に売上を伸ばし、3期連続の増収増益を計画する。併せて、従来未定としていた前期の期末一括配当を149円実施するとし、今期の年間配当は未定とした。

■富士ソフト <9749>  3,770円  +220 円 (+6.2%)  11:30現在
 富士ソフト<9749>が大幅続伸している。15日の取引終了後に発表した18年12月期連結業績予想で、売上高1870億円(前期比3.4%増)、営業利益100億円(同3.0%増)、純利益59億円(同1.8%増)と5期連続で営業増益を見込んでいることが好感されている。FA向け機械制御系や自動車関連のシステムインテグレーション(SI)が牽引役となる見通し。また、流通や金融業向けSIも伸長する見通しだ。なお、17年12月期決算は、売上高1807億7300万円(前の期比10.1%増)、営業利益97億700万円(同10.3%増)、純利益57億9700万円(同15.0%増)だった。

■THK <6481>  4,530円  +225 円 (+5.2%)  11:30現在
 THK<6481>が大幅続伸、全体波乱相場の影響で2月初旬から中旬にかけて大幅な調整を入れたが、26週移動平均線を長い下ヒゲで踏みとどまり、一気の切り返しをみせている。きょうは高値4740円まで買われる場面があり、1月23日につけた上場来高値4775円の更新まであと一息に迫った。世界的な企業の設備投資意欲を背景に半導体製造装置向けや工作機械向け直動システムが好調で収益を押し上げている。特に中国では政府主導で製造業の技術レベルを高度化する取り組みを進めており、FA機器需要の拡大が同社に追い風となっている。

■エムスリー <2413>  4,170円  +165 円 (+4.1%)  11:30現在
 エムスリー<2413>が4日続伸している。この日の朝方、米国で治験支援事業を行うウエーク・リサーチ・ホールディングス(ノースカロライナ州)の全株式を取得して完全子会社化し、治験事業に参入したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。ウエーク社は米国で12カ所の治験実施施設を運営し、神経科を中心とした複数の疾患領域に対応している。エムスリーでは、米で運営する医師向けWebサイト「MDLinx」を活用し、ウエーク社が運営する治験実施施設と組み合わせることで効率的な治験施設サービスを構築するとしている。

■五洋建設 <1893>  775円  +27 円 (+3.6%)  11:30現在
 五洋建設<1893>は続伸している。15日、同社と東亜建設工業<1885>の共同企業体が、アフリカのモザンビークで大型港湾工事を受注したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。同国北部に位置するナカラ湾を浚渫および埋め立てし港湾エリアを拡張するとともに、コンテナ専用埠頭やアクセス道路、構内鉄道などを整備するもの。なお、受注金額は約256億円で、工期は36カ月を予定しているという。

■栄研化学 <4549>  4,785円  +145 円 (+3.1%)  11:30現在
 15日、栄研化学 <4549> が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■積水化成品工業 <4228>  1,093円  +26 円 (+2.4%)  11:30現在
 15日、積水化成品工業 <4228> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.24%にあたる56万8000株(金額で7億9520万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月16日から2月28日まで。うち44万5000株については、16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は15日終値の1067円)を実施する。

■トヨタ自動車 <7203>  7,261円  +119 円 (+1.7%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株が強さを発揮している。米国株市場ではNYダウをはじめ主要株価指数が連日戻り足をみせているが、外国為替市場では1ドル=106円近辺で推移し、一時大台を割り込む寸前までドル安・円高が進んだ。輸出採算悪化に対する懸念が為替感応度の高い自動車株にはネガティブに働いているが、一方実需面からは米国など好調経済を背景に高水準の自動車販売需要が続くことが予想され、下値を売り込む動きは限られている。

■みずほFG <8411>  198.8円  +2.5 円 (+1.3%)  11:30現在
 みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが続伸。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>も買われている。米長期金利上昇に連動する買いが引き続き流入している。米10年債利回りは15日、一時2.94%と4年1カ月ぶりの水準に上昇。米長期金利の上昇が、国内市場にも波及し銀行にとって利ザヤ拡大につながるとの期待が強い。

■共同ピーアール <2436>  2,208円  +400 円 (+22.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 共同ピーアール<2436>がストップ高カイ気配。株価は前日まで3連騰で水準を290円強切り上げていたが、きょうは一気に値を飛ばす展開でマーケットの注目を集めている。同社は独立系のPR会社で企業パブリシティ活動支援やコンサル業務を展開している。同社は15日取引終了後、インフルエンサーマーケティング事業を主力とするVAZと資本・業務提携することを発表。また、新東通信を引受先とする9万7532株の第三者割当増資を実施することも合わせて発表しており、これを材料視する買いが集中する形となった。

■日本エアーテック <6291>  999円  +91 円 (+10.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 日本エアーテック <6291> が急反発。15日に発表した17年12月期の経常利益(非連結)は前の期比45.3%増の7.4億円に拡大して着地。続く18年12月期も前期比2.3%増の7.6億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。前期は半導体・液晶製造装置関連向けにクリーンブースの販売が好調だったほか、据付・保守サービスの売上も伸びた。また、大口案件の選択受注や標準品の販売増加も大幅増益の要因となった。今期は設備投資需要の増加を背景に、3期連続の増収増益を目指す。

■ブレインパッド <3655>  2,357円  +207 円 (+9.6%)  11:30現在
 ブレインパッド<3655>が3日ぶりに反発している。同社は15日、河川のコンクリート護岸の劣化度合いを、AI(人工知能)で自動判定するサービス「GoganGo(ゴガン・ゴー)」を八千代エンジニヤリング(東京都台東区)と共同開発したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。このサービスは、洪水を安全に流す役割を担う河川のコンクリート護岸を撮影した画像をディープラーニング(深層学習)で解析し、コンクリートのひび割れなどの劣化の有無を自動判定するもの。ブレインパッドが開発したアルゴリズムを基に、汎用性や教師データ(事前にデータを与え、教師のようにみなすデータのこと)の品質担保、劣化指標の定義の観点でより実用的に改良したものが搭載されている。

●ストップ高銘柄
 理研グリーン <9992>  529円  +80 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 日本精蝋 <5010>  389円  -80 円 (-17.1%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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