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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:アイスタイル、ソニー、ホンダ

アイスタイル <日足> 「株探」多機能チャートより
■アイスタイル <3660>  1,350円  +238 円 (+21.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 アイスタイル<3660>は急反騰し、実質上場来高値を更新。前週末2日の取引終了後に発表した第2四半期累計(17年7~12月)連結決算が、売上高138億5100万円(前年同期比64.4%増)、営業利益12億1300万円(同65.9%増)、純利益6億9900万円(同47.3%増)と大幅増益だったことが好感されている。「独身の日」の寄与で中国越境EC事業が急成長したことが牽引役となった。また、BtoBの既存サービスが着実に成長したほか、@cosmeでランキング上位の商品の取り扱いの強化や、@cosmeからの送客の強化などが奏功しBeauty Service事業が好調に推移したことも貢献した。なお、18年6月期業績予想は売上高266億円(前期比40.8%増)、営業利益20億円(同36.5%増)、最終利益11億5000万円(同6.9%増)の従来見通しを据え置いている。また、決算を受けて、SMBC日興証券が2日付で、投資評価「2」を継続しつつ、目標株価を890円から1060円へ引き上げたことも好材料視されているようだ。業績予想および投資評価を再考し、今後3期の営業利益の期待成長率を44.3%から45.5%へ引き上げたことが要因という。これに伴い、18年6月期営業利益予想を19億9000万円から22億2000万円へ、19年6月期を同30億1000万円から32億6000万円へ、20年6月期を同44億円から45億1000万円へ上方修正している。

■昭電線HD <5805>  1,065円  +105 円 (+10.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 2日、昭和電線ホールディングス <5805> が決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比4.0倍の40.4億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。建設・電気工事業者向け電線線材の販売が回復したうえ、銅価格の上昇で採算も大きく改善した。併せて、通期の同利益を従来予想の41億円→47億円に14.6%上方修正。増益率が67.6%増→92.2%増に拡大する見通しとなった。業績好調に伴い、従来無配としていた期末一括配当を5円実施し、6期ぶりに復配する方針としたことも支援材料となった。また、前日終値ベースの予想PERは11.9倍→8.7倍に低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■ショーワ <7274>  1,516円  +116 円 (+8.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 ショーワ<7274>が急反発し昨年来高値を更新している。前週末2日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を2720億円から2870億円(前期比10.6%増)へ、営業利益を220億円から240億円(前期32億6300万円の赤字)へ、純利益を119億円から135億円(同114億4400万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。足もとで日本や中国、アジアなど向けに二輪車用製品や四輪車用製品およびステアリング製品の販売が増加していることに加えて、ガススプリングの製品保証引当金繰入額の減少などが寄与し、業績が想定を上回って推移していることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高2161億7800万円(前年同期比16.1%増)、営業利益175億円(前年同期117億7800万円の赤字)、純利益98億6000万円(同173億1100万円の赤字)だった。

■りらいあ <4708>  1,437円  +102 円 (+7.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 りらいあコミュニケーションズ<4708>が急反発し昨年来高値を更新。前週末2日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年4~12月)連結決算が、売上高809億9400万円(前年同期比17.3%増)、営業利益34億2800万円(同6.2%増)、純利益23億500万円(同5.5%増)と増収増益で着地したことが好感されている。主力のコンタクトセンター事業が公益、金融、流通向けを中心に拡大したほか、前期に連結子会社化した2社が寄与した。また、衆議院選挙の実施に伴う世論調査業務の受託や、既存業務の生産性改善に取り組んだことも貢献した。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高1082億円(前期比12.5%増)、営業利益54億円(同23.5%増)、純利益34億円(同4.2%増)の従来見通しを据え置いている。

■フジミインコ <5384>  2,704円  +155 円 (+6.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 2日、フジミインコーポレーテッド <5384> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の44億円→48億円に9.1%上方修正。従来の2.6%減益予想から一転して6.2%増益見通しとなったことが買い材料視された。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、3回目となる。世界的な半導体需要の拡大を背景に、主力の半導体ウエハー用研磨剤の販売が想定より伸びることが寄与。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の53円→63円(前期は53円)に増額修正したことも支援材料となった。

■テレ東HD <9413>  2,794円  +153 円 (+5.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 テレビ東京ホールディングス <9413> が2月2日大引け後(15:50)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比9.6%増の66.1億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の67.5億円→75億円(前期は67.9億円)に11.1%上方修正し、一転して10.4%増益見通しとなった。
  ⇒⇒テレ東HDの詳しい業績推移表を見る

■フジHD <4676>  1,898円  +89 円 (+4.9%)  11:30現在
 フジ・メディア・ホールディングス<4676>が3日続伸し、昨年来高値を更新した。同社は2日取引終了後に、18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の連結決算を発表。営業利益は202億2200万円(前年同期比0.1%増)となり、通期計画235億円に対する進捗率は86.1%に達した。売上高は4798億200万円(同1.8%減)で着地。主力の放送事業はリオデジャネイロオリンピックの反動減などから広告収入が落ち込んだ一方、ホテル運営など都市開発事業は好調だった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■宇部興産 <4208>  3,345円  +95 円 (+2.9%)  11:30現在
 宇部興産<4208>は急反発。全体急落の地合いにあって逆行高を演じている。2日取引終了後に発表した18年3月期第3四半期累計(17年4~12月期)の連結決算は、売上高が5070億5600万円(前年同期比15.3%増)と2ケタ伸長となり、営業利益376億1300万円(同65.7%増)、最終利益266億7000万円(同77.0%増)と高い変化率を示した。これが、寄り付き高水準の買い注文に反映された。ナイロン樹脂原料は中国が供給能力過剰ながら販売価格が上昇している。また、電池材料事業も車載向けを中心に需要好調で業績押し上げ要因となった。

■ソニー <6758>  5,639円  +154 円 (+2.8%)  11:30現在
 2日、ソニー <6758> が18年3月期の連結税引き前利益を従来予想の6000億円→6900億円に15.0%上方修正。増益率が2.4倍→2.7倍に拡大し、従来の10期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。音楽分野や金融分野の収益が計画を上回ることに加え、昨年10月時点で織り込んでいたリスク対応費用を解消したことが利益上振れの要因となる。同時に発表した4-12月期の同利益は前年同期比4.2倍の6905億円に急拡大して着地した。

■生化学工業 <4548>  1,787円  +48 円 (+2.8%)  11:30現在
 2日、生化学工業 <4548> が決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比2.9倍の58.8億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。国内向け眼科手術補助剤や海外向け関節機能改善剤の出荷が増加したことが寄与。生産効率化や研究開発費の後ずれに加え、受取ロイヤリティが大きく伸びたことも利益拡大に貢献した。会社側は研究開発費や臨床試験の費用などが第4四半期に集中することを踏まえ、業績予想を据え置いたが、すでに通期計画を57.0%も超過しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■グリー <3632>  728円  +19 円 (+2.7%)  11:30現在
 グリー<3632>が反発している。同社は2日、家庭用ゲーム市場に参入すると発表。第1弾として、年内に釣りゲーム「釣り★スタ」のニンテンドースイッチ版をグローバル配信する予定だとしており、これが期待材料となっているようだ。また、同日には18年6月期第2四半期累計(17年7~12月)の連結決算を発表。スマートフォン向けゲームアプリは新規タイトルの開発を進める一方、既存タイトルの運営強化に取り組み、売上高は410億7400万円(前年同期比35.8%増)、営業利益は50億3400万円(同24.5%増)で着地した。

■東邦ガス <9533>  3,385円  +75 円 (+2.3%)  11:30現在
 東邦ガス<9533>が4日続伸。大和証券は2日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げた。目標株価は3500円から3600円に見直した。同社は東海地区を供給エリアとする都市ガス会社。1月31日に第3四半期(17年4~12月)決算を発表しており、連結経常利益は前年同期比10%減の162億8700万円だった。ただ、同証券では18年3月通期予想の同利益250億円に対しては、進捗率や低気温によるガス販売量上振れなども考慮し270億円への増額修正を予想。4月に予定される本決算発表時の自己株取得や増配の公表にも期待している。

■ホンダ <7267>  3,973円  +83 円 (+2.1%)  11:30現在
 ホンダ <7267> が逆行高で3日続伸。2日、18年3月期の連結最終利益を従来予想の5850億円→1兆円に70.9%上方修正。従来の5.1%減益予想から一転して62.2%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、3回目。中国などアジアでの販売台数上振れに加え、売上構成の良化や円安効果などが寄与する。さらに持分法投資利益の増加や、米国における連邦法人税率の引き下げに伴う法人所得税費用の減額も最終利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の96円→98円(前期は92円)に増額修正したことも支援材料となった。

■ミライトHD <1417>  1,662円  +6 円 (+0.4%)  11:30現在
 ミライト・ホールディングス<1417>が堅調。同社はNTTグループ向けを中心とする通信工事大手だが光関連工事の拡大などが業績を牽引して業績は好調だ。2日取引終了後に発表した18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の連結決算は、売上高が2066億200万円(前年同期比20.4%増)、営業利益は86億5300万円(同7倍)、最終利益は58億円(同20倍)と急拡大した。これを手掛かり材料に買いが優勢となっている。全体相場はリスク回避の地合いとなっており、株価は急伸後に伸び悩んでいるが、一時6.3%高の1760円まで買われ昨年来高値を更新した。

■フジクラ <5803>  894円  -181 円 (-16.8%)  11:30現在  東証1部 下落率2位
 フジクラ<5803>が急落。前週末2日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、営業利益を380億円から350億円(前期比2.2%増)へ下方修正したことが嫌気されている。エネルギー・情報通信カンパニーで、データセンター向けを中心とした光部品の在庫調整の影響や、自動車電装カンパニーで欧州拠点の生産性の改善に時間を要していることが要因としている。なお、上期における法人税等調整額の計上などがあり、売上高は7300億円(同11.7%増)、純利益は200億円(同55.0%増)の従来見通しを据え置いている。同時に発表した第3四半期累計の連結決算は売上高5648億9300万円(前年同期比17.3%増)、営業利益298億300万円(同15.0%増)、純利益192億3000万円(同2.3倍)だった。エレクトロニクスカンパニーで、FPC(フレキシブルプリント配線板)、コネクタを中心とした事業が堅調に推移したことが牽引役となった。

●ストップ高銘柄
 IGポート <3791>  4,055円  +700 円 (+20.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 インソース <6200>  3,830円  -700 円 (-15.5%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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