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【市況】NY株式:NYダウは3ドル安、主要決算やダボス会議の行方を注視

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

23日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は3.79ドル安の26210.81、ナスダックは52.26ポイント高の7460.29で取引を終了した。連邦政府機関の閉鎖が回避され先行き不透明感が後退し、ダウを除いて買いが先行。一方で、主要企業決算の発表に乏しいなか、本日より開幕したダボス会議の動向や主要企業決算を見極めたいとの思惑も広がり、上値の重い展開となった。S&P500とナスダック総合指数は最高値を更新した。セクター別では、小売や不動産が上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や電気通信サービスが下落した。

動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は契約者数が急増するなど好決算を発表して大幅上昇となり、時価総額が1000億ドルを突破した。損害保険のトラベラーズ(TRV)は決算が予想を上振れ、堅調推移。一方で、医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は税制改革に伴う一時的な費用計上を受けて赤字決算となり、下落。家庭用品のプロクター&ギャンブル(PG)は決算で売上が前年から下落し、軟調推移となった。

携帯端末のアップル(AAPL)は人工知能(AI)スピーカー「HomePod」を米英豪の3か国で2月9日より発売する。しかし、同市場で先行するアマゾン(AMZN)やアルファベット(GOOGL)傘下のグーグルの端末価格はより安価であり、アップルにとっては厳しい状況が続きそうだ。





Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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