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【市況】<マ-ケット日報> 2018年1月18日

 18日の市場は日経平均が続落。終値は前日比104円安の2万3763円だった。前日の米国株の急騰を受けて序盤は200円を超える上げ幅を示現したが、2万4000円台へ乗せた目先的な達成感や国内投資家からまとまった売りが出たことで後場は失速。上値の強い売り圧力を感じさせる嫌な下げ方を演じてしまった。米株高と円安で上がらなかったため当面上値は重くなるだろう。

 昨日の米国市場は好調な10-12月決算や景気指標を好感してダウ平均が大幅反発。2日ぶりに史上最高値を更新し初めて2万6000ドルの大台へ乗せて引けた。発表が本格化している主要企業の決算で事前予想を上回るものが8割近くに達し業績がかなり上ブレしている状態。個別ではアップルが米国内で大規模な投資を発表するなどポジティブな材料が豊富に揃っている。原油などの資源高も追い風となって主要3指数は最高値を更新。昨日の調整ムードを払拭している。

 一方、東京市場は米株高の波に乗れず本日の日経平均はまさかの続落に。本日は寄り付きから2万4000円に乗せてきたことで大台固めに入るかと思われたが、国内機関投資家からと見られる売りが思いのほか強く出たようで、2万4000円から上値はほとんど伸ばせなかった。後場からは上値の重さを嫌気した売りも重なり日経平均はマイナス圏へ。前場高値から300円以上も下げるなど本日は買い方が呑みこまれる後味の悪い1日となってしまった。上昇の勢いを失っているため当面はこの辺りでもみ合うことになりそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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