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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:北の達人、パソナG、ソフトバンク

北の達人 <日足> 「株探」多機能チャートより
■北の達人 <2930>  1,674円  +300 円 (+21.8%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 北の達人コーポレーション <2930> がストップ高買い気配。同社は自社開発した健康美容商品のインターネット販売を展開している。12日、18年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の7.7億円→14.1億円に81.9%上方修正。増益率が44.8%増→2.6倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。広告の自社運用化で新規顧客獲得の効率性が向上し、広告宣伝費が想定を大幅に下回ることが利益上振れの要因。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の5.5円→8円に大幅増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

■ベクトル <6058>  1,966円  +315 円 (+19.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 ベクトル<6058>が大幅続伸となっている。同社は12日取引終了後に、18年2月期第3四半期累計(17年3~11月)の連結決算を発表。営業利益は24億4300万円(前年同期比42.9%増)となり、通期計画30億円に対する進捗率は81.4%に達した。売上高は144億6400万円(同58.0%増)で着地。主力のPR事業がキャスティングやデジタル領域の強化などで大幅な増収増益となったほか、第2四半期が減収減益だったビデオリリース配信事業が増収増益に転じたことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■パソナグループ <2168>  2,598円  +329 円 (+14.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 パソナグループ<2168>が一気に上放れ、一時11%を超える大幅高を演じた。同社は人材サービス事業を手掛けるが、旺盛な企業の求人需要を背景に業績は急成長が続いている。12日取引終了後、18年5月期第2四半期累計(17年6~11月)の連結決算を発表したが、売上高は1506億1900万円(前年同期比10.0%増)と2ケタ増収を確保し、営業利益は26億1800万円(同3.3倍)と高水準の伸びを示した。これを手掛かりに買いが集中する格好となった。

■SHIFT <3697>  3,715円  +425 円 (+12.9%)  11:30現在
 12日、SHIFT <3697> [東証M]が決算を発表。18年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益が前年同期比7.1倍の2億6400万円に急拡大して着地したことが買い材料視された。注力領域である金融や流通の大手企業向けのソフトウエアテストの受注が拡大したことが寄与。ゲームメーカー向けデバッグ業務やカスタマーサポートの受託が伸びたことも増益に貢献した。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の8億円→9億円に12.5%上方修正。増益率が81.8%増→2.0倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

■コシダカHD <2157>  6,080円  +640 円 (+11.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 コシダカホールディングス<2157>がマドを開けて買われ、昨年来高値を更新。同社が12日取引終了後に発表した18年8月期の第1四半期(2017年9月~11月)連結決算は、売上高が138億4200万円(前年同期比12.3%増)と2ケタ増収を確保し、営業利益は10億6000万円(同73.0%増)、最終利益は6億1400万円(同83.2%増)と大幅な伸びを示した。これを評価する買いを呼び込んでいる。カラオケ事業は「ZEROカラ」、「朝うた」、コンテンツホルダーとのコラボ企画など、特定の顧客層や時間帯に照準を当てた基本施策を継続する一方、閑散期においては店舗環境に応じたメリハリのある料金施策を導入して売り上げを伸ばし、前年同期から損失幅を縮小させた。また、現在同社の収益の主柱を担う部門となっているのがフィットネス事業で、フランチャイズ方式の女性向けフィットネス「カーブス」が好調で収益を牽引、同社開発のプロテイン新商品の販売も収益に寄与している。

■ダイト <4577>  3,500円  +340 円 (+10.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 ダイト <4577> が1月12日大引け後(15:00)に決算を発表。18年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結経常利益は前年同期比10.6%増の23億円に伸び、従来の2.1%減益予想から一転して増益で着地したことが好感された。
  ⇒⇒ダイトの詳しい業績推移表を見る

■IDOM <7599>  836円  +68 円 (+8.9%)  11:30現在
 IDOM <7599> が1月12日大引け後(15:00)に決算を発表。18年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比14.5%増の44.8億円に伸び、通期計画の49億円に対する進捗率は91.4%に達し、5年平均の86.3%も上回ったことが好感された。
  ⇒⇒IDOMの詳しい業績推移表を見る

■コーナン商事 <7516>  2,560円  +131 円 (+5.4%)  11:30現在
 コーナン商事 <7516> が1月12日大引け後(15:00)に決算を発表。18年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期非連結比9.4%増の132億円に伸びて着地したことが好感された。
  ⇒⇒コーナン商事の詳しい業績推移表を見る

■ハイデイ日高 <7611>  3,610円  +170 円 (+4.9%)  11:30現在
 ハイデイ日高<7611>は3日ぶりに反発している。前週末12日の取引終了後、2月28日を基準日として1対1.2株の株式分割を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。会社側によると、投資単位当たりの金額を引き下げ、より一層投資しやすい環境を整えるとともに、株主還元を目的にしているという。なお、同社が1対1.2株の株式分割を実施するのは5年連続となる。

■久光製薬 <4530>  7,210円  +290 円 (+4.2%)  11:30現在
 久光製薬<4530>が反発。前週末12日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年3~11月)連結決算が、売上高1095億5300万円(前年同期比0.2%減)、営業利益206億8700万円(同5.9%減)、純利益158億4000万円(同13.6%減)となったが、昨年12月26日には日本経済新聞で「2017年3~11月期の連結営業利益は、前年同期比11%減の200億円程度になったもようだ」との観測も出ていただけに、これを上回って着地したことが好感されている。第3四半期累計業績は、経皮鎮痛消炎剤「モーラス パップXR」などは好調に推移したものの、前年の薬価改定に伴う買い控えの反動や、後発品使用促進策による影響を受けた医療用医薬品が苦戦した。一般用医薬品は主力「サロンパス」「フェイタス」を中心に国内・米国で好調だったが、医療用の苦戦や原価高をカバーするには至らなかった。なお、18年2月期通期業績予想は、売上高1470億円(前期比0.7%増)、営業利益241億円(同8.4%減)、純利益185億円(同9.3%減)の従来見通しを据え置いている。

■ソフトバンクグループ <9984>  9,280円  +345 円 (+3.9%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が商い急増のなか大幅高。一時前週末比525円高の9460円まで上値を伸ばす場面があった。売買代金は東証1部上場企業のなかで群を抜いている。15日付の日本経済新聞が「(同社は)傘下の携帯事業会社ソフトバンクを東証1部に上場させる方針を固めた」と報じたことから、これを材料視する形で投資資金が流入した。資金調達額は2兆円程度とされ、過去最大規模のIPOとなることで株価にも大きなインパクトを与えている。

■資生堂 <4911>  5,523円  +123 円 (+2.3%)  11:30現在
 資生堂<4911>が4日ぶり急反発、コーセー<4922>も大幅高で昨年来高値更新を目前にとらえるなど化粧品関連株が高いほか、松屋<8237>、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>など百貨店株の一角が上昇した。石井啓一国土交通大臣が前週末12日の閣議後記者会見で17年の訪日観光客数が2869万人となったことを発表、前年比で約2割の増加となり、これを受けインバウンド需要が収益に貢献する企業群に買いが向かっている。安倍政権では日本を観光立国とすることを成長戦略の柱のひとつに据えており、その効果が着実に出ていることから、改めて関連株が注目される兆しにある。

■ファーストブラザーズ <3454>  1,594円  +300 円 (+23.2%) ストップ高   11:30現在
 12日、ファーストブラザーズ <3454> が決算を発表。17年11月期の連結経常利益は前の期比16.4%減の30.6億円になったものの、続く18年11月期は前期比45.7%増の44.5億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期は投資運用事業におけるフィー収入が大幅に減少したことが響き、上場以来初の減益となった。一方、今期は前期に売却を予定していた不動産投資案件の期ずれ分など寄与し、20.3%の大幅増収を見込む。業績回復に伴い、今期の年間配当は前期比3円増の18円に増配する方針としたことも支援材料となった。株価は昨年来高値を更新した。

■レイ <4317>  862円  +150 円 (+21.1%) ストップ高   11:30現在
 レイ<4317>がカイ気配で始まり大幅高、25日移動平均線との上方カイ離解消と同時に一気に上値指向を強めている。同社はイベントやコマーシャル(CM)用のデジタル映像を制作するが、テレビ朝日ホールディングス<9409>との資本・業務提携で昨年12月初旬に株価を急騰させた経緯がある。足もとの業績もテレビCM制作が好調で収益を押し上げている。12日取引終了後に発表した18年2月期第3四半期累計(2017年3月~11月)の連結決算は売上高が88億200万円(前年同期比7.3%増)、営業利益は4億6700万円(同3倍)、最終利益は3億1900万円(同4.4倍)と高変化を示し、これがポジティブサプライズとなった。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、営業利益4億4000万円(前期比21.1%増)予想を第3四半期時点で既に超過している。これがポジティブサプライズとなった。

■IGポート <3791>  2,311円  +400 円 (+20.9%) ストップ高   11:30現在
 12日、IGポート <3791> [JQ]が決算を発表。18年5月期上期(6-11月)の連結経常利益が前年同期比59.2%増の3.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。海外販売を中心に好調だった「魔法使いの嫁 シリーズ」や、「黒子のバスケ」「進撃の巨人」など、二次利用による印税・収益分配金を得る版権事業の収益が急拡大したことが寄与。出版事業で「魔法使いの嫁」「リィンカーネーションの花弁」シリーズなどの販売が大きく伸びたことも収益を押し上げた。第1四半期の同利益は1.9億円の赤字だっただけに、大幅増益へ転換したことが好感されたようだ。

■サイバーステップ <3810>  3,255円  +500 円 (+18.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 12日、サイバーステップ <3810> [東証2]が18年5月期の連結経常利益を従来予想の8600万円→4億5000万円に5.2倍上方修正。従来の76.4%減益予想から一転して23.3%増益を見込み、一気に12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。テレビCM効果でオンラインクレーンゲーム「トレバ」の課金収入が想定より伸びることが寄与。スマートフォン向けゲーム新作「Q&Qアンサーズ」の好調も上振れに貢献する。

●ストップ高銘柄
 エスプール <2471>  4,165円  +700 円 (+20.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、11銘柄

●ストップ安銘柄
 ユナイテッド <2497>  3,490円  -700 円 (-16.7%) ストップ安売り気配   11:30現在
 U&C <3557>  5,970円  -1,000 円 (-14.4%) ストップ安   11:30現在
 クックビズ <6558>  4,225円  -700 円 (-14.2%) ストップ安売り気配   11:30現在
 など、3銘柄

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