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【市況】10日の株式相場見通し=3日続伸の反動で一服商状、主力株物色継続には安定感

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 10日の東京株式市場は、きのうまでの3日続伸で、日経平均株価の上昇幅が1085円と1000円を上回る急騰となったことへの反動も想定されることから、利益確定売り優勢で一服商状となりそうだ。10日早朝の東京外国為替市場では1ドル=112円70銭台での推移となっている。

 年明けからきのうまで3営業日連続で、東証1部の売買代金が3兆円を超えており、時価総額の大きなハイテク株、自動車株、銀行株が買い人気を持続していることを示しており、これが相場の安定感につながっており、中長期的な好調地合いの継続につながりそうだ。

 9日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比102.80ドル高の2万5385.80ドルと反発し、2営業日ぶりに過去最高値を更新した。アジアや欧州の株式市場が総じて堅調に推移した流れを引き継ぎ、ダウ平均株価は堅調な推移となった。また、週末からスタートする米主要企業の17年10~12月期決算内容への期待感も買い支援材料となった。スダック総合株価指数は、前日比6.192ポイント高の7163.578と6日続伸し、6日連続して過去最高値を更新した。

 日程面では海外で、米12月の輸出入物価、中国12月の消費者物価指数・卸売物価指数が焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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