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【市況】明日の株式相場見通し=米雇用統計を前に見送り姿勢、25日線巡り売り買い交錯

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(8日)の東京株式市場は、米11月の雇用統計発表を前にした週末とあって、売り買いともに見送り姿勢が強まり、もみあい商状となりそうだ。ただ、きょうの日経平均株価が、前日急落した値幅の7割超の戻りをみせたことで、市場の不安心理は軽減されており、年末に向けた先高期待感は顕在といえる。

 市場関係者からは「きょうは、6日の米株式市場でNYダウ平均株価が比較的落ち着いた推移をみせたことで買い安心感が広がった。このところ下げ基調が続いていた半導体関連などの主力ハイテク銘柄を中心に買い戻す動きが目立った。きょうの終値は、25日移動平均線(2万2533円6銭=7日終値)にわずかに届かなかったものの、あすは25日線を巡る攻防となりそうだ」との見方が出ていた。

 7日の東京株式市場は買い優勢で始まり、日経平均株価は寄りつきに後一段高に買われた。前日の下げの反動から幅広く買い戻され、後場も強調展開を続けた。日経平均株価終値は、前日比320円99銭高の2万2498円03銭と急反発した。

 日程面では、人づくり革命・生産性革命の政策パッケージを閣議決定、7~9月期の国内総生産(GDP)改定値、11月の景気ウォッチャー調査、10月の国際収支、10月の毎月勤労統計速報値に注目。海外では、米11月の雇用統計、米10月の卸売売上高、中国11月の貿易統計が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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