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【市況】<マ-ケット日報> 2017年10月20日

 20日の市場は日経平均が14日続伸。終値は前日比9円高の2万1457円で連日の年初来高値更新となった。日経平均の14連騰は1960年12月~1961年1月に記録した歴代最長に並ぶもの。朝方に80円以上下げるなど1日の大半をマイナス圏で過ごしたが、終盤に持ち直すところは地力のある証拠。米株高や円安も支援材料となったが、まだまだ今期業績を評価し切っていないのが強さの秘訣といえそうだ。

 昨日の米国市場は引き続き主要企業の予想を上回る決算を好感してダウ平均が5日続伸。4日続けて史上最高値を更新した。前半相場は前日に2万3000ドルの大台に乗せた達成感から100ドルほど値下がりする場面があったが、売り一巡後は押し目買いが優勢となり、引け間際にダウ平均はプラス圏へと浮上している。この日はアップルが売られてナスダック指数は反落している。

 さて、最長連騰記録に王手をかけて臨んだこの日の東京市場は序盤こそ売りに押されて危ぶまれたが、企業業績の上方修正期待の強さや世界的なリスクオンムードに後押しされて、中盤からじわじわと値を戻す底堅い動きとなった。需給の良さが十分に表われており、今は下がるに下がれない状況ともいえよう。スペインの州の独立問題にも耐えている。来週は連騰新記録の可能性を交え堅固な基調は変わらないものと予想される。(ストック・データバンク 編集部)

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