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【市況】<マ-ケット日報> 2017年9月21日

 21日の市場は日経平均が4日続伸。終値は前日比37円高の2万347円で、3日連続で年初来高値を更新した。米国株が連騰を続けていることや円相場が1ドル=112円台半ばまで達したことを好感して買いが先行。日経平均は前場に一時2万500円近くまで買い進まれた。後場からは日銀金融政策会合の結果(現状維持)を受けて目先の材料出尽くしに。日経平均は小口の利食い売りに押され上げ幅を縮めている。

 昨日の米国市場はFOMCの結果を受けてダウ平均は9日続伸。7日続けて史上最高値を更新した。FOMC直後は12月の利上げが意識されて株価は値を下げたが、その後、利上げペースは依然緩やかとの見方が広がり値を戻す展開に。米景気はこの程度の利上げなら耐えられるとのコンセンサスが得られつつある。

 さて、東京市場は米株高、円安に支えられて本日も上値を試す展開に。日経平均は前場に2万481円(170円高)と2万500円のフシ目に迫る場面まであった。昼に発表された日銀金融政策会合の結果を受けて後場からは手じまい売りに押されてしまったが(一部に更なる金融緩和を推す声があって市場はマイナス金利の深堀りを警戒)、出来高は昨日より増加するなどまだ強気の流れは変わっていない。トピックスが2015年の高値を視野に捉えており、業績の拡大ペースも踏まえ、上方に向けた相場の動きはまだ終わらないだろう。(ストック・データバンク 編集部)

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