【市況】明日の株式相場見通し=売り買い拮抗でもみあい商状、上値の重さを意識
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「12日の米株式市場で、主要な株価指数3種がそろって過去最高値を更新した上に、外国為替市場で1ドル=110円台前半まで円安・ドル高が進行したことで買い安心感が広がった。きょうの上昇で、日経平均株価が8月8日以来約1カ月ぶりに終値で75日移動平均線(1万9863円68銭=13日)を上回ってきたことで上昇局面入りが鮮明となってきた。ただ、短期間に急上昇しているだけに、きょうの日経平均株価の1日の高安の変動幅は43円と小幅にとどまり、この水準からの上値の重さを感じさせている」との見方が出ていた。
13日の東京株式市場は朝方から広範囲に買い優勢の展開となり、日経平均株価は終始1万9800円台で売り物を吸収して頑強な展開をみせた。日経平均株価終値は、前日比89円20銭高の1万9865円82銭と3日続伸した。
日程面では、ビジネスSNS「Wantedly」の企画・開発・運営を手掛けるウォンテッドリー<3991>が東証マザーズ市場に新規上場する。
そのほかに、日印首脳会談、8月の首都圏新規マンション発売に注目。海外では、欧州連合(EU)法相・内相理事会、英中銀金融政策、中国8月の小売売上高・都市部固定資産投資・鉱工業生産、米8月の消費者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)