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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 KLab、Jエレベータ、山一電機 (7日大引け後 発表分)

KLab <日足> 「株探」多機能チャートより

 7日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 KLab <3656>   ★今期経常を5期ぶり最高益に2.1倍上方修正
 ◆17年12月期の連結経常利益を従来予想の16億円(予想レンジ中値)→33億円(同)に2.1倍上方修正。増益率が92.8%増→4.0倍に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。既存の主力タイトルに加え、6月にリリースした「キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~」が好調で、課金収入が想定より伸びることが寄与。

 高砂熱 <1969>   ★上期経常を一転11%増益に上方修正
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比61.3%増の29.2億円に拡大して着地。首都圏を中心とした大型再開発工事が想定以上に進み、11.6%の大幅増収を達成したことが寄与。業績好調に伴い、上期の同利益を従来予想の19億円→43億円に2.3倍上方修正。従来の50.8%減益予想から一転して11.3%増益見通しとなった。

 Jエレベータ <6544> [東証M]  ★今期最高益予想を2.1倍増益に36%上乗せ
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の8.1億円→11億円に35.8%上方修正。増益率が53.7%増→2.1倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。エレベーターの保守契約やリニューアル案件の受注が堅調に推移するなか、生産性向上に伴う人件費の抑制や故障率低減による材料費の減少などで採算が大きく改善する。

 ASTI <6899> [東証2]  ★4-6月期(1Q)経常は6.3倍増益で着地
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比6.3倍の3.9億円に急拡大して着地。車載電装品や通信・制御機器の販売が好調で、18.6%の大幅増収を達成したことが寄与。円安進行で為替差損益が改善したことも利益を押し上げた。
  上期計画の4.5億円に対する進捗率は86.7%に達しており、業績上振れが期待される。

 山一電機 <6941>   ★4-6月期(1Q)好調で今期経常を17%上方修正
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の14.6億円に急拡大して着地。高機能スマートフォンやデータセンター関連など旺盛な半導体需要を背景に、半導体検査用バーンインソケットやテストソケットの販売が大きく伸びたことが寄与。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の29.5億円→34.5億円に16.9%上方修正。増益率が15.2%増→34.7%増に拡大する見通しとなった。

 IJTT <7315> [東証2]  ★4-6月期(1Q)経常は90%増益で着地
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比90.4%増の25.3億円に拡大して着地。四半期ベースの過去最高益を2四半期ぶりに更新した。国内やアセアンでトラック用部品が伸びたうえ、排ガス規制に伴う油圧ショベル向けの駆け込み需要獲得も寄与し、16.4%の大幅増収を達成した。
  上期計画の32億円に対する進捗率は79.1%に達しており、業績上振れが期待される。

 バイテックH <9957>   ★上期経常を13期ぶり最高益に41%上方修正
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の10.4億円に急拡大して着地。四半期ベースの過去最高益を46四半期ぶりに更新した。環境エネルギー事業で売電収入が増加したうえ、太陽光パネルや関連部材の販売も伸びたことが寄与。イメージセンサーやメモリーが好調だったデバイス事業の黒字転換も大幅増益に貢献した。
  業績好調に伴い、上期の同利益を従来予想の10.4億円→14.7億円に41.3%上方修正。増益率が3.3%増→46.0%増に拡大し、13期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。

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