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【材料】トヨタが買われる、18年3月期通期営業利益1兆8500億円と従来比2500億円上乗せ、マツダと資本提携発表

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
 トヨタ自動車<7203>は買い優勢の展開となっている。同社が4日取引終了後に発表した18年3月期の連結業績予想の修正では、売上高を27兆5000億円から28兆5000億円(前期比3.3%増)へ、営業利益を1兆6000億円から1兆8500億円(同7.2%減)へ、最終利益を1兆5000億円から1兆7500億円(同4.4%減)へそれぞれ増額した。これを評価する物色資金が流入した。

 売上高はこれまでの減収予想から一転、増収予想に変わった。業績増額の背景は主に為替相場のドル高・円安によるもので、想定為替レートはドル・円ベースで5月時点から従来比5円円安の1ドル=110円としている。なお、グループ全体の世界販売台数は、従来予想の1025万台から変更はない。あわせて発表した第1四半期の連結決算は売上高7兆476億600万円(前年同期比7.0%増)、営業利益5742億9400万円(同10.6%減)、最終利益6130億5600万円(同11.0%増)だった。

 また、同日に同社はマツダ<7261>との資本提携を発表、マツダに5.05%出資するほか、マツダもトヨタに0.25%出資する。出資額としては双方ともに約500億円と同額となる。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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