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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 エスクロAJ、東京製鐵、吉野家HD (7日大引け後 発表分)

エスクロAJ <日足> 「株探」多機能チャートより

 7日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 エスクロAJ <6093>   ★3-5月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地
 ◆18年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の3.8億円に急拡大して着地。低水準な住宅ローン金利を背景に融資申込が拡大するなか、司法書士向けのシステム利用件数が伸びたことが寄与。相続案件が増加した不動産オークション事業の収益拡大も大幅増益に貢献した。
  上期計画の4.6億円に対する進捗率は82.8%に達しており、業績上振れが期待される。

 ミタチ産業 <3321>   ★前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は32%増益へ
 ◆17年5月期の連結経常利益は前の期比9.1%増の7.5億円と従来予想の6.3億円を上回り、減益予想から一転増益で着地。続く18年5月期も前期比32.3%増の10億円に拡大する見通しとなった。今期は車載機器関連の半導体・電子部品や工作機械向け組込製品の受注が増加するほか、アミューズメント関連の需要が回復し、6.6%の増収を見込む。予想PERが11.2倍→7.2倍に低下し、割安感が強まった。

 東京製鐵 <5423>   ★今期経常を一転16%増益に上方修正
 ◆18年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の100億円→130億円に30.0%上方修正。従来の10.4%減益予想から一転して16.4%増益見通しとなった。都市再開発や東京五輪関連工事の本格化で国内鋼材需要が拡大し、製品販売数量が想定より伸びることが寄与。原料である鉄スクラップ価格の下落や、増産によるコスト削減効果なども利益上振れに貢献する。

 ヤマトインタ <8127>   ★9-5月期(3Q累計)経常は31%増益・通期計画を超過
 ◆17年8月期第3四半期累計(16年9月-17年5月)の連結経常利益は前年同期比31.1%増の8億円に拡大して着地。「エーグル」との契約終了で大幅減収となったものの、在庫管理の徹底やコスト削減などを進めたことで、採算が急改善した。
  通期計画の3.7億円をすでにが2.2倍も上回っており、業績上振れが期待される。

 ウッドF <8886> [JQ]  ★前期経常を44%上方修正、配当も45円増額
 ◆17年5月期の連結経常利益を従来予想の5.6億円→8億円に44.5%上方修正。増益率が27.9%増→84.7%増に拡大する見通しとなった。収益不動産の計画未達で売上は計画を下回ったものの、戸建住宅の工期短縮による販売効率の向上に加え、建設資材工場におけるコスト削減が奏功し、採算が大きく改善したことが寄与。
  業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の45円→90円(前の期は40円)に大幅増額修正した。

 吉野家HD <9861>   ★3-5月期(1Q)経常は2.6倍増益で着地
 ◆18年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の8.3億円に急拡大して着地。うどん店「はなまる」や回転寿司「海鮮三崎港」の積極出店が寄与し、4.2%の増収を確保した。牛肉の仕入れ価格の下落で牛丼店「吉野家」の採算が改善したことも増益に大きく貢献した。

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