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【材料】AI×アナリストの選定銘柄を追う、サイバーステップがストップ高で連日高値更新!

サイステップ <日足> 「株探」多機能チャートより

テクノスジャパングループの人工知能エンジンScoroboと、フィスコアナリストの知見を組み合わせた「AI特選銘柄レポート 第9弾(5月22日リリース)」から、サイバーステップ<3810>が動意をみせているため分析したい。

サイバーステップについては、第4弾(3月4日リリース)でも取り上げているが、この時は3月22日までの上昇率が29.6%だった。今回6月5日時点での上昇率は30.2%に達している。AIの予測では順調な上昇を予測していたほか、アナリストの知見としては長期トレンドを重視した。4月半ば以降の上昇基調の強まりにより短期的な過熱感はあったが、13年高値をピークに調整トレンドが継続していたが、年初からの上昇でトレンド転換を想定。13年12月の月足形状では、1045.4円から3739.5円(分割修正)まで上昇し、月末には1750.8円まで下押す格好となり、長い上ヒゲを残している。リバウンド基調を続けるなか、この月足ベースでの長い上ヒゲを吸収するトレンド形成を想定している。

同社はオンラインゲーム事業が主力。国内外でオンライン対戦格闘ゲーム「GetAmped(ゲットアンプド)」を提供。「トレバ」、「コズミックブレイク」、「鬼斬」なども主力タイトル。同社のゲーム開発の特徴は、仮想ゲーム実行環境を提供する開発プラットフォーム「Oni(オニ)」を採用していること。足元の業績では17年5月期第3四半期の売上高が前年同期比63.9%増の20.38億円、営業損益は2.24億円(前年同期は2.74億円の赤字)の黒字に転換した。

AIレポートでは、AIの活用によって選定された複数の候補銘柄にアナリストの知見を融合して最終的に銘柄を5つに絞っている点が、大きな特徴である。AIは日々進歩しているが、それでも最終的な選定にはアナリストの知見が必要と考えられる。

なお、このAIを活用した株価予測については、6月より500種以上の経済データを投入したことで、より精度が向上した可能性がある。また、AIの精度向上に伴い、投資家による短期志向、中期志向といったニーズを捉え、構成銘柄の入替えとともに、短期狙い(1週間)、中期狙い(2週、4週間)といった2つのタイプをリリースしている。レポートタイトルも「AI特選銘柄レポート」から、「短期MICHIBIKI「導」レポート」、「中期MICHIBIKI「導」レポート」に変更した。

このレポートは毎月発行しており、今後も同レポートの銘柄選定の検証を継続したい。

《TM》

 提供:フィスコ

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