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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 エンバイオH、アルバック、エスペック (12日大引け後 発表分)

エンバイオH <日足> 「株探」多機能チャートより

 12日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 エンバイオH <6092> [東証M]  ★今期経常は5.7倍増で2期ぶり最高益更新へ
 ◆17年3月期の連結経常利益は前の期比60.5%減の9800万円に落ち込んだものの、続く18年3月期は前期比5.7倍の5億5500万円に急拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期に子会社化した土壌汚染処理のYAMAテックが通期寄与するほか、土壌汚染地を浄化して販売するブラウンフィールド活用事業も拡大する見通し。

 WDB <2475>   ★今期経常は10%増で4期連続最高益、6円増配へ
 ◆17年3月期の連結経常利益は前の期比24.8%増の34.1億円になり、従来予想の28.2億円を上回って着地。18年3月期も前期比10.0%増の37.5億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も人材需給の逼迫が続くなか、引き続き専門性の高い技術者派遣が好調で、14.9%の大幅増収を見込む。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比6円増の17円に大幅増配する方針とした。予想PERが18.6倍→11.2倍に急低下し、割安感が強まった。

 星光PMC <4963>   ★1-3月期(1Q)経常は38%増益で着地
 ◆17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比38.4%増の6.8億円に拡大して着地。コスト削減や合理化の進展で採算が改善したことが寄与。円安による為替差損の減少も増益に貢献した。上期計画の8.5億円に対する進捗率は80.9%に達しており、業績上振れが期待される。

 アルバック <6728>   ★今期経常最高益予想を10%上乗せ、配当も15円増額
 ◆17年6月期の連結経常利益を従来予想の260億円→285億円に9.6%上方修正。増益率が41.5%増→55.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は2月に続き、2回目となる。有機EL・液晶製造装置や真空ポンプなどの販売が伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→45円(前期は30円)に大幅増額修正した。

 エスペック <6859>   ★今期経常は20%増益、14円増配へ
 ◆17年3月期の連結経常利益は前の期比11.2%減の31.7億円になったものの、続く18年3月期は前期比19.8%増の38億円に拡大する見通しとなった。今期は自動車・医薬品市場を中心に環境試験器や半導体関連装置の販売が伸びる。引き続き原価低減も進め、利益拡大を目指す。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比14円増の50円に増配する方針とした。
  予想PERが16.0倍→11.9倍に急低下する一方、配当利回りは3.56%に上昇し、割安感が強まった。

 ミズノ <8022>   ★前期経常が上振れ着地・今期は3.6倍増益へ
 ◆17年3月期の連結経常利益は前の期比45.0%減の15.2億円に落ち込んだが、従来予想の5億円を大幅に上回って着地。続く18年3月期は前期比3.6倍の55億円に急拡大する見通しとなった。前期上振れは国内事業の採算向上に加え、想定以上の円安で為替差損益が改善したことが背景。今期は北米事業の業績回復や原価低減などで利益が急拡大する。

 ジシステム <9758> [JQ]  ★1-3月期(1Q)経常は3.1倍増益で着地
 ◆17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の5.1億円に急拡大して着地。四半期ベースの過去最高益(2.5億円)を13四半期ぶりに更新した。自治体向けに二要素認証セキュリティソリューションの販売が大きく伸びたほか、コンピュータ機器やネットワーク製品なども好調だったことが寄与。

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