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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:JUKI、アイスタイル、ファストリ

JUKI <日足> 「株探」多機能チャートより
■JUKI <6440>  1,554円  +174 円 (+12.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 2日、JUKI <6440> が決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比2.7倍の22.4億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。アジアでアパレル向け工業用ミシンの販売が低迷し減収となったものの、採算を重視した選別受注やコスト削減に加え、円安で為替差損益が改善したことが利益を押し上げた。併せて、非開示だった上期の同利益は前年同期比4.6倍の28億円に拡大する見通しを示した。

■アイスタイル <3660>  1,018円  +107 円 (+11.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 アイスタイル<3660>が3日続伸し、年初来高値更新。2日の取引終了後、17年6月期の連結業績予想の修正を発表し、最終利益を8億5400万円から10億5000万円(前期比17.6%減)へ上方修正したことが好感されている。投資有価証券の売却益2億8300万円を特別利益として計上したためとしている。なお、売上高は186億900万円(同30.3%増)、営業利益は14億5000万円(同17.2%減)で据え置いた。あわせて発表した第3四半期累計の連結決算は売上高132億6500万円(前年同期比25.0%増)、営業利益11億3500万円(同15.7%減)、最終利益8億5200万円(同16.2%減)だった。同時に株主優待制度の変更を発表した。化粧品のECサイト「アットコスメ ショッピング」限定で利用できる優待券を従来の4800円相当から6400円相当へ拡充するとしている。

■EPSホールディングス <4282>  1,648円  +133 円 (+8.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 2日、EPSホールディングス <4282> が決算を発表。17年9月期上期(16年10月-17年3月)の連結経常利益が前年同期比21.3%増の47.7億円に伸び、従来の18.7%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料視された。治験施設支援や臨床試験受託の案件が順調に進んだことが寄与。綜合臨床HDの統合効果や、プロジェクト管理の徹底なども増益に貢献した。通期計画の65億円に対する進捗率は73.4%に達しており、通期業績の上振れを期待する買いが向かった。

■ジャムコ <7408>  2,861円  +197 円 (+7.4%)  11:30現在
 ジャムコ<7408>は大幅反発し、年初来高値更新。2日取引終了後、集計中の17年3月期の連結業績予想について、売上高が従来予想の834億円から818億円(前期比10.7%減)へ下振れた一方、営業利益が18億円から21億3000万円(同75.8%減)へ、最終利益が3億円から10億1000万円(同80.5%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。航空機内装品等製造関連および航空機シート等製造関連の減少、航空機整備等関連の減少により売上高は計画を下回った。ただ、利益面では期末にかけて為替相場が円安に推移したことによる影響に加え、経費節減などが寄与した。

■TOA <6809>  1,030円  +67 円 (+7.0%)  11:30現在
 2日、TOA <6809> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比16.1%減の30.4億円になったものの、続く18年3月期は前期比21.7%増の37億円にV字回復する見通しとなったことが買い材料視された。前期は国内におけるセキュリティ機器の販売減少や、鉄道車両用放送設備の納入遅れなどが響き大幅減益となった。今期は世界5地域で多くの音響設備の新商品を投入し、10.6%の増収を見込む。

■ペプチドリーム <4587>  6,160円  +390 円 (+6.8%)  11:30現在
 ペプチドリーム<4587>が急騰。この日、一部の証券会社のアナリストリポートで先週、同社の共同研究開発先である米ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMS)社のホームページ上の開発パイプラインから第1相臨床試験の開発品が削除されたことで、同社とBMS社との共同研究機開発プロジェクトの開発が中止された、または「少なくとも、開発優先順位は低下した」とするリポートがリリースされたことに対する窪田規一社長のコメントを発表しており、これを好材料視する買いが入っている。コメントによると、アナリストリポートでBMS社がホームページから削除したと話題になった第1相臨床試験の開発品は、同社とBMS社との共同研究機開発プロジェクトではないという。また、プロジェクトの開発を中止・解除する場合は、事前に通知する旨の契約がBMS社と締結されており、同社が認知しない状況でプロジェクトの開発が中止されることはないとしている。

■アダストリア <2685>  2,978円  +169 円 (+6.0%)  11:30現在
 アダストリア<2685>が大幅3日続伸。2日の取引終了後、4月度の国内月次売上高を発表しており、既存店売上高は前年同月比6.4%増と7カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。全国的に好天に恵まれ、春物を中心に順調に売り上げを伸ばした。アイテム別では、シャツ、ブラウス、ジャケット類が売り上げの中心となり、一方、ブランド別では、ニコアンド、スタディオクリップ、グローバルワーク、ベイフローなどが牽引した。

■ベネッセHD <9783>  3,565円  +170 円 (+5.0%)  11:30現在
 2日に業績修正を発表。「前期経常を23%上方修正」が好感された。ベネッセホールディングス <9783> が5月2日大引け後(17:45)に業績修正を発表。17年3月期の連結経常利益を従来予想の45億円→55.4億円(前の期は87.3億円)に23.2%上方修正し、減益率が48.5%減→36.5%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒ベネッセHDの詳しい業績推移表を見る

■ファーストリテイリング <9983>  37,350円  +1,350 円 (+3.8%)  11:30現在
 ファーストリテイリング<9983>が続伸。2日の取引終了後に発表した4月の国内ユニクロ売上高速報で、既存店売上高が前年同月比6.2%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。中旬まで気温が高く推移したことから、ブラトップやメンズのアンクルパンツなどのキャンペーン商品を中心に夏物商品の販売が好調だったことが牽引役となった。なお、客数は11.4%増と2ケタ伸長となった一方、客単価は4.7%減だった。

■エービーシー・マート <2670>  6,410円  +210 円 (+3.4%)  11:30現在
 エービーシー・マート<2670>が反発。2日の取引終了後に4月度概況を発表しており、既存店売上高は前年同月比5.5%増と4カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。気温の上昇とともに春需要が高まったことから、メンズ・レディース・キッズともにスニーカーを中心にスポーツシューズの販売が好調に推移した。

■ソニー <6758>  3,970円  +117 円 (+3.0%)  11:30現在
 ソニー<6758>が反発し、年初来高値を更新している。為替が円安で推移していることに加えて、5日付の日経産業新聞で、「医療機関と組み、遺伝子治療サービスを拡大する」と報じられたことが好材料視されている。記事によると、関連会社を通じて、遺伝子解析を使った予防医療サービスや、がんの治療方針作りを支援するサービスを展開するという。同社では、12年にオリンパス<7733>と提携し医療分野を強化しているが、遺伝子分野のサービス拡大は有力な医療機関との連携強化にもつながるだけに、今後のシナジーなども期待されている。

■東和薬品 <4553>  5,840円  +170 円 (+3.0%)  11:30現在
 東和薬品<4553>は3連騰。2日の取引終了後、集計中の17年3月期連結業績について、純利益が従来予想の36億円から55億円(前の期比28.4%減)へ上振れたようだと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。販売数量が計画未達となったことから、売上高は884億円から849億円(同3.4%増)へ、営業利益は72億円から68億円(同38.9%減)へ下振れたが、デリバティブ評価損が従来見込みから減少したため、最終利益は上振れたとしている。

■マクドナルド <2702>  3,545円  +95 円 (+2.8%)  11:30現在
 日本マクドナルドホールディングス<2702>が続伸し年初来高値を更新している。2日の取引終了後に発表した4月度の月次動向で、既存店売上高が前年同月比12.7%増と17カ月連続で前年実績を上回ったことから、足もとの好調持続が好材料視されている。4月は、8年ぶりに肉厚ビーフ100%のレギュラー商品である「グラン」シリーズ3種類を発売したことが好評だったほか、「マックフルーリー」の全国販売開始10周年を記念して、最も人気があった「マックフリーリー ストロベリーショートケーキ」を復刻販売したことなども寄与したという。

■プラッツ <7813>  3,880円  +700 円 (+22.0%) ストップ高   11:30現在
 プラッツ <7813> [東証M] が5月2日大引け後に決算を発表。17年6月期第3四半期累計(16年7月-17年3月)の連結経常損益が2億9100万円の黒字(前年同期はトントン)に浮上して着地したことが買い材料視された。1月に発売した介護用電動ベッド「Rafio(ラフィオ)」の販売が好調だったことが寄与。円安による為替差益の発生に加え、持分法投資利益を計上したことも黒字浮上に大きく貢献した。

■ アイ・エス・ビー <9702>  1,083円  +150 円 (+16.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 2日、アイ・エス・ビー <9702> が決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比3.6倍の3.4億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。1月に買収した防犯・防災システム機器の製造を手掛けるアートの業績上積みが収益を押し上げた。スマートデバイスや組込ソフト開発の受注が伸びたことも寄与した。上期計画の2.7億円を既に27.8%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■田辺工業 <1828>  784円  +100 円 (+14.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 2日、田辺工業 <1828> [東証2]が17年3月期の連結経常利益を従来予想の14億円→18.2億円に30.0%上方修正。従来の11.7%減益予想から一転して14.8%増益見通しとなったことが買い材料視された。プラントの改修工事や定期修理工事などが順調に進捗するなか、施工効率の向上や原価管理の徹底で採算が改善したことが寄与。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の20円→40円(前の期は20円)に大幅増額修正した。前日終値ベースの予想PERは8.1倍→6.1倍に低下し、割安感がさらに強まったことも支援材料となった。

■ほぼ日 <3560>  5,670円  +705 円 (+14.2%) ストップ高   11:30現在
 ほぼ日<3560>がストップ高で新高値。2日に公表された大量保有報告書でひふみ投信などの運用を手掛けるレオス・キャピタルワークスが5.08%の株式を保有する同社の大株主となったことが判明。これを受け同社株に買いが入っている。同社は3月16日にジャスダック市場へ上場した直近IPO銘柄。著名コピーライターの糸井重里氏が社長を務め、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を企画運営、手帳などオリジナル企画の文具や日用雑貨などのインターネット通販を展開している。

●ストップ高銘柄
 ニューテック <6734>  1,054円  +150 円 (+16.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 アピックヤマダ <6300>  490円  -100 円 (-17.0%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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