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【経済】NYの視点: トランプ米大統領、依然ヘルスケア法案成立を最優先に


米国のトランプ大統領はFoxビジネスニーュースとのインタビューで、税制改革より前に医療保険問題の解決を依然優先する方針に変わりがないことを明らかにした。同時に、インフラ支出をヘルスケアに結び付ける可能性も示唆した。

医療保険制度改革(オバマケア、ACA=Affordable Care Act)の撤廃で、低所得層などに対する補助金の支払いを大幅に軽減することで支出を減らし、減税や法人税減税などにあてる。トランプ大統領は、税制改革は経済や大中小企業の成長にとり不可欠だが、医療法案を修正することにより、かなりの資金が浮き税制改革を支援することができると説明した。

もし、オバマケアを修正しなければ、減税、税制改革を実施する余力がなくなるとした。コーン米国家経済会議(NEC)委員長は先週、「税制改革案は年内に成立する」と、「8月までに成立する」としたムニューシン財務長官の見解と一致する。しかし、医療保険法案は非常に複雑で成立が困難。税制改革の実施も先送りされるとの懸念も浮上し、金融市場の重しとなっている。

《HT》

 提供:フィスコ

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