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【市況】<マ-ケット日報> 2017年3月14日

 14日の市場は日経平均が4日ぶりに小反落。終値は前日比24円安の1万9609円だった。日米の金融政策会合を控えポジションが取りにくいなか、ここまでの連騰に対する反動がやや勝ったような1日だった。一方で下値を売る材料もなく日経平均は小幅安のまま終日推移。日中の値幅(高値と安値の差)37円という小ささは2014年9月以来の記録となっている。明日も本日同様に動きの取りにくい1日となりそうだ。

 昨日の米国市場はFOMC直前で動意に乏しくダウ平均は小反落した。原油先物(WTI)が軟調だったことも少し重荷となったようだ。もっとも、S&P500種やナスダック指数は小幅に上げており基調自体は底堅い。FOMCを通過すれば再び動きが出てこよう。

 さて、東京市場は米国の利上げ=円安期待などから日経平均が1万9500円以上を連日でキープ。本日はやや値下がりしたとはいえ、ここまでの値上がり幅を考えれば下値は浅いといえるだろう。3カ月にも及ぶもち合いで売り物はかなり消化されており、現状の薄商いでも株価水準を維持することは容易な状況。極端な円高さえ起きなければ、FOMC後も緩やかな株高基調は継続されると考えたい。個別では米インテルが自動運転関連企業を1.7兆円もの巨額資金で買収すると伝わったことから、日本でも関連とされる日セラ <6929> 関連企業を1.7兆円もの巨額資金で買収すると伝わったことから、日本でも関連とされる日セラ <6929> 、パイオニア <6773> 、クラリオン <6796> などが思惑で買われている。また、東証1部復帰期待のシャープ <6753> は3年半ぶりの400円台へ。(ストック・データバンク 編集部)

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