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【市況】明日の株式相場見通し=円相場にらみの神経質な展開、週末で手控え姿勢強まる

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(17日)の東京株式市場は、週末を迎え手控え姿勢が強まるなか、外国為替市場での円相場の推移をにらみなからの神経質な展開となりそうだ。1ドル=114円台で落ち着いた動きをみせていた円相場が、きょう前場後半に一気に円高・ドル安方向に動いたのをきっかけに、日経平均株価の下げが加速する場面があった。

 市場関係者は「きょうは、寄与度の最も大きいファーストリテイリング<9983>1銘柄で日経平均株価40円分の下落となり、久しぶりに株価指数先物主導のやや仕掛け的な下げとなった。また、市場の一部には、連騰が続いているNYダウ平均株価が、一服局面入りした場面の日本市場への影響を警戒する声も上がっていた」としていた。

 16日の東京株式市場は、売り買い交錯で始まった後、次第に水準を切り下げる展開となった。日経平均株価は一時、1万9300円台を下回ったものの、引け際にやや下落幅を縮小し終値は前日比90円45銭安の1万9347円53銭と反落した。

 日程面では、海外でミュンヘン安全保障会議(19日まで)、米1月のCB景気先行総合指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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